文献

J-GLOBAL ID：201802237648698268   整理番号：18A1764341

相関大気フェージングチャネルにおける自由空間光学システム:空間ダイバーシチそれともマルチホップ中継か?

Free-Space Optical Systems over Correlated Atmospheric Fading Channels: Spatial Diversity or Multihop Relaying?

著者 (3件)： TRINH Phuc V. (Space Communications Lab., National Institute of Information and Communications Technology) ,  PHAM Thanh V. (Computer Communications Lab., University of Aizu) ,  PHAM Anh T. (Computer Communications Lab., University of Aizu)
資料名： IEICE Transactions on Communications (Web)  (IEICE Transactions on Communications (Web))
巻： E101.B  号： 9  ページ： 2033-2046(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0467A  ISSN： 1745-1345  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 空間ダイバーシチとマルチホップ中継は共に,自由空間光学(FSO)システムの性能に及ぼす大気乱流誘起フェージングの影響を軽減するための有効な方法と考えられる。マルチホップ中継は,多くの短いホップ上の情報を中継することにより,フェージングの影響を大幅に低減することができる。しかし,中継を展開することは,多くの実用的シナリオの場合,実行可能でないかあるいは経済的でない。空間ダイバーシチは,空間領域の付加的自由度を導入すれば,実質的にフェージング分散を減少させることができる。それにもかかわらず,フェージングサブチャネルが相関すると,その優位性は減少する。本論文では,マルチホップコヒーレントFSOシステムにおける相関ガンマ-ガンマ(G-G)フェージングチャネルの影響を受ける空間ダイバーシチの基本的性能限界を研究することを目的とした。性能解析のために著者らは,G-Gランダム変数(RV)として相関G-G RVの和を近似することを提案し,それをKolmogorov-Smirnov(KS)適合性統計検定により検証した。アウテージ確率とエルゴード容量などのパフォーマンスメトリックを新たに閉形式表現で導出し,詳細に調べた。モンテカルロ(M-C)シミュレーションも実施し,解析結果を検証した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *通信チャネル ,  *光学 ,  空間ダイバーシチ ,  通信網 ,  大気乱流 ,  変数 ,  フェージング【通信】 ,  仮説検定 ,  通信方式
準シソーラス用語： *フェージングチャネル ,  マルチホップ通信 ,  ランダム変数 ,  *自由空間光学 ,  相関フェージング ,  中継伝送 ,  統計検定

著者キーワード (6件)： FSOシステム ,  空間多様性 ,  中継技術 ,  大気乱流 ,  ガンマガンマチャネル ,  相関フェージング

分類 (1件)： 電波伝搬一般  (ND05010Q)

引用文献 (45件)：

• [1] Z. Ghassemlooy, W. Popoola, and S. Rajbhandari, Optical Wireless Comunication: System and Channel Modelling with MATLAB, CRC Press, 2012. 10.1201/b12687
• [2] M. Safari and M. Uysal, “Relay-assisted free-space optical communication,” IEEE Trans. Wireless Commun., vol.7, no.12, pp.5441-5449, Dec. 2008. 10.1109/t-wc.2008.071352
• [3] C.K. Datsikas, K. Peppas, N. Sagias, and G. Tombras, “Serial free-space optical relaying communications over Gamma-Gamma atmospheric turbulence channels,” IEEE/OSA J. Opt. Commun. Netw., vol.2, no.8, pp.576-586, Aug. 2010. 10.1364/jocn.2.000576
• [4] E. Zedini and M.-S. Alouini, “Multihop relaying over IM/DD FSO systems with pointing errors,” IEEE/OSA J. Lightw. Technol., vol.33, no.23, pp.5007-5015, Dec. 2015. 10.1109/JLT.2015.2492244
• [5] G. Li, “Recent advances in coherent optical communication,” Adv. Opt. Photon., vol.1, no.2, pp.279-307, April 2009. 10.1364/aop.1.000279

タイトルに関連する用語 (7件)： 相関 ,  大気 ,  フェージングチャネル ,  自由空間光学 ,  空間ダイバーシチ ,  マルチホップ ,  中継