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J-GLOBAL ID：201802237947714665   整理番号：18A1189352

Drosophilaキノコ体カリクスにおけるシナプス後cAMP産生により誘導されるシナプス抑制【JST・京大機械翻訳】

Synaptic depression induced by postsynaptic cAMP production in the Drosophila mushroom body calyx

著者 (4件)： Sato Shoma (Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University, 1-1 Minami-osawa, Hachioji, Tokyo, 1920372, Japan) ,  Ueno Kohei (Learning and Memory Project, Tokyo Metropolitan Institute of Medical Science, 2-1-6 Kamikitazawa, Setagaya-ku, Tokyo, 1568506, Japan) ,  Saitoe Minoru (Learning and Memory Project, Tokyo Metropolitan Institute of Medical Science, 2-1-6 Kamikitazawa, Setagaya-ku, Tokyo, 1568506, Japan) ,  Sakai Takaomi (Department of Biological Sciences, Tokyo Metropolitan University, 1-1 Minami-osawa, Hachioji, Tokyo, 1920372, Japan)
資料名： Journal of Physiology  (Journal of Physiology)
巻： 596  号： 12  ページ： 2447-2461  発行年： 2018年 
JST資料番号： C0587A  ISSN： 0022-3751  CODEN： JPHYA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ショウジョウバエにおけるシナプス増強は,成体脳における触角葉(AL)とキノコ体(MB)ニューロンの間のコリン作動性シナプスで観察される。しかし,AL-MBシナプスにおける抑制はまだ同定されていない。分離培養ショウジョウバエ脳におけるex vivo Ca2+イメージングにより,AL-MBシナプスにおける新しい活性依存性欝病を見出した。反復AL刺激後のCa2+応答の程度は,AL刺激前のそれらと比較してMBニューロン(カリックス)の樹状突起領域で有意に減少し,Ca2+応答のこの減少は少なくとも30分間持続した。Ca2+/カルモジュリン依存性アデニル酸シクラーゼをコードするルタガラの発現は,カリックスにおけるCa2+応答の減少のためのMBニューロンにおいて必須である。本研究は,反復AL刺激時のカリックスにおけるcAMP産生の上昇がAL-MBシナプスにおける抑制を誘導することを明らかにした。要約:シナプス可塑性は,連想および非結合学習の分子および細胞機構を明らかにするために研究されている。ショウジョウバエDrosophila melanogasterは,膨大な遺伝的情報またはツールが利用できるので,シナプス可塑性の分子機構を同定するために用いることができる。ここでは,分離培養ショウジョウバエ脳のex vivo Ca2+イメージングにより,触角葉(AL)とキノコ体(MB)の投射ニューロン間の新しい活性依存性シナプス抑制を検討した。ex vivo Ca2+イメージング分析は,ALの電気刺激がMBニューロンの樹状突起(カリックス)および軸索(αローブ)領域におけるCa2+反応を誘導し,反復AL刺激後に反応が低下することを明らかにした。cAMPシグナル伝達経路は無脊椎動物及び脊椎動物におけるシナプス可塑性において重要な役割を果たすので,Ca2+応答の減少がcAMPシグナル伝達経路により調節されるか否かを調べた。Ca2+/カルモジュリン依存性アデニル酸シクラーゼをコードするルタガラ(rut)の発現は,カリックスおよびα葉におけるCa2+応答の減少に必須であった。さらに,蛍光共鳴エネルギー移動に基づくcAMP指標を用いた画像解析により,cAMPレベルは反復AL刺激時に野生型カリックスにおいて増加したが,rutの機能喪失突然変異を伴うrut1変異体ハエにおいて減少することを明らかにした。従って,反復AL刺激時のシナプス後cAMPレベルの増加はAL-MBシナプスにおける入力の減衰に寄与することを示唆した。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 画像分析 ,  野生型 ,  樹状突起 ,  ニューロン ,  アデニル酸シクラーゼ ,  突然変異 ,  軸索 ,  *シナプス ,  学習 ,  電気刺激 ,  成体 ,  キイロショウジョウバエ ,  シナプス可塑性 ,  *ショウジョウバエ属 ,  *ハエ目 ,  *無脊椎動物 ,  アデニンヌクレオチド ,  リボヌクレオチド ,  環状ヌクレオチド
準シソーラス用語： *ショウジョウバエ , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： シナプス抑制 ,  cAMP ,  ショウジョウバエ ,  キノコ体

分類 (1件)： 中枢神経系  (EJ12030F)

物質索引 (1件)： cAMP

タイトルに関連する用語 (6件)： Drosophila ,  キノコ体 ,  シナプス ,  cAMP ,  誘導 ,  シナプス抑制