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J-GLOBAL ID：201802237949398852   整理番号：18A0699407

大学の備蓄食料だけで2日間生活した学生による備蓄内容の評価

Evaluation of a University’s Stockpiled Foods by Students Who Lived on Them Alone for Two Days

著者 (3件)： 竹田衣里 (お茶の水女大 生活科学) ,  須藤紀子 (お茶の水女大 基幹研究院) ,  小崎望 (お茶の水女大 生活科学)
資料名： 日本災害食学会誌  (Journal of Japan Disaster Food Society)
巻： 5  号： 2  ページ： 29-37  発行年： 2018年03月 
JST資料番号： F1745A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大学の備蓄食料だけで2日間生活した学生による備蓄内容の評価を目的とし,都内の某国立女子大学の管理栄養士養成課程に在籍する4年生30名に対して,大学の備蓄と同じ種類と量の食料(1日あたり,アルファ化米の五目ごはんとわかめごはん,それぞれ1食分と乾パン5枚)のみで連続する2日間生活する体験をしてもらった。喫食後の「量の満足度」が「やや不満」「不満」だった者の割合は17.6%にとどまったものの,現在の備蓄は1日分を完食しても「避難所における栄養の参照量」を満たす内容にはなっておらず,1日分の食事が1日で完食された割合も3.5%にとどまった。体験期間中の記録用紙には「食事が楽しみでなくイライラした」といった自由記述が多くみられた。他に食べるものがない状況であっても,食べたいと思わないものは食べてもらえないことから,必要な栄養素等とともに嗜好も考慮して備蓄品目を選定する必要性が明らかとなった。(著者抄録)

シソーラス用語： *食品 ,  大学生 ,  生活 ,  学生 ,  米飯 ,  パン ,  自然災害 ,  蓄積 ,  大学 ,  助成 ,  防護施設 ,  栄養管理
準シソーラス用語： 乾パン ,  *災害食 ,  女子学生 ,  食生活 ,  備蓄 ,  保存食 ,  災害支援 ,  避難所

分類 (1件)： 食品一般  (FJ01010Y)

引用文献 (35件)：

• 湯浅正洋,澤村弘美,榎原周平,他.災害時におけるビタミン栄養の確保.ビタミン.2011,vol.85,p.389-399.
• 農林水産省.′′緊急時に備えた家庭用食料備蓄ガイド′′.2014,p.1-14.
• 中目昭男.チャートとチェックリストで作る高齢者福祉施設BCP(事業継続計画)マニュアル策定ガイド.三恵社,2014,11p.
• 須藤紀子.東日本大震災で判明した課題紹介:要配慮者の被災と備えの実態~DVD(災害時の食支援)と備蓄調査報告から~.要配慮者の被災と災害食(シンポジウム)事後抄録集.一般社団法人健康ビジネス協議会.東京,2015,p.7-8.
• 守茂昭.首都直下地震と東京の備え.要配慮者の被災と災害食(シンポジウム)事後抄録集.一般社団法人健康ビジネス協議会.東京,2015,p.9-10.

タイトルに関連する用語 (6件)： 大学 ,  備蓄 ,  食料 ,  生活 ,  学生 ,  評価