抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・・小論は,「外国人労働者の言語使用の実態からコミュニティ形成へ」として行なった取り組みの総括であり,大崎上島で働いている外国人労働者に,彼らの欲している情報を彼らの母語で尋ね,それをウェブサイトで提供し,同時にそのウェブサイトを介して外国人労働者の間に小さなコミュニティ形成を試みるのが目的。
・本島で働く外国人労働者たちは事業所近くの宿舎に寝起きして雇用主の目の届く状況下に置かれて生活し,雇用主或いは管理者が,給料の送金から食糧の調達までほぼ把握。
・一方,都会で働く外国人労働者は,労働の場と生活の場とが乖離しており,生活は同じ国から来日している人々の構成するコミュニティに帰属。
・帰国した実習生のアンケート回答として「今の職業は日本での研修と関係がある」と回答したのは28%。
・今回の取り組みで聴取した外国人労働者の回答は,端的に言えばお金のみに興味があり,日本文化への関心は希薄。