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J-GLOBAL ID：201802237994357070   整理番号：18A1311151

チタンを用いるクロスカップリング-ステロイドやテルペノイド合成への新たなアプローチ

著者 (2件)： 溝口玄樹 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  坂倉彰 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： 化学  (Chemistry)
巻： 73  号： 8  ページ： 68-69  発行年： 2018年08月01日 
JST資料番号： F0095A  ISSN： 0451-1964  CODEN： KAKYAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・チタンアルコキシドとGrignard反応剤やブチルリチウムを用いて生成した低原子価チタンによるメタラサイクルを活用するカップリングは,アルキンやアルケンなどの特別に活性化されていない不飽和結合を還元的に連結できる優れた手法。
・低原子価チタンによるクロスカップリングを,ステロイドやテルペノイド骨格の立体選択的合成に応用した例を紹介。
・アルケンとエンインとの[2+2+2]型カップリングにおいて,位置選択的な分子環アルキン-アルキンカップリングと,続く立体選択的な分子内[4+2]型環化が進行。
・アルキンとジカルボニルを低原子価チタンによって一挙に連結する炭素環構築法を記述。
・低原子価チタンを用いて,アルキンとアリルアルコールを狙った位置でカップリングする手法を紹介。

シソーラス用語： 原子価 ,  Grignard試薬 ,  *交差カップリング反応 ,  *複素環化合物 ,  アセチレン化合物 ,  オレフィン化合物 ,  立体選択性反応 ,  位置特異性反応 ,  環化反応 ,  ステロイド ,  *有機チタン化合物 ,  *遷移金属触媒 ,  有機リチウム化合物
準シソーラス用語： クロスカップリング反応 ,  *チタン触媒 ,  *チタン複素環化合物 ,  メタラサイクル ,  位置選択性反応 ,  原子価数

分類 (2件)： 付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  有機第4族・有機第5族元素化合物  (CF09054V)

物質索引 (4件)： n-ブチルリチウム ,  チタン(IV)テトライソプロポキシド ,  リアノドール ,  2,2,4aα,6,9β-ペンタメチル-4β-(メトキシメトキシ)-7β-[(1E,4S)-1-メチル-4-(メトキシメトキシ)-5-(2,2,5α-トリメチル-6α-イソプロピル-1,3-ジオキサン-4β-イル)-1-ペンテニル]-8α-ビニル-3aβ,4,4a,7,8,8aα,9,9aβ-オクタヒドロナフト[2,3-d]-1,3-ジオキソール

タイトルに関連する用語 (4件)： チタン ,  クロスカップリング ,  ステロイド ,  テルペノイド