文献

J-GLOBAL ID：201802238012766421   整理番号：18A0938433

慢性アゴメラチン治療は炎症性シグナル伝達の抑制を介して後天性てんかんのてんかん後重積モデルにおける共存性うつ病を予防する【JST・京大機械翻訳】

Chronic agomelatine treatment prevents comorbid depression in the post-status epilepticus model of acquired epilepsy through suppression of inflammatory signaling

著者 (8件)： Tchekalarova Jana (Institute of Neurobiology, Bulgarian Academy of Sciences, Sofia 1113, Bulgaria) ,  Atanasova Dimitrinka (Institute of Neurobiology, Bulgarian Academy of Sciences, Sofia 1113, Bulgaria) ,  Atanasova Dimitrinka (Department of Anatomy, Faculty of Medicine, Trakia University, Stara Zagora 6003, Bulgaria) ,  Atanasova Dimitrinka (Department of Genes and Behavior, Max Planck Institute of Biophysical Chemistry, Gottingen 37077, Germany) ,  Kortenska Lidia (Institute of Neurobiology, Bulgarian Academy of Sciences, Sofia 1113, Bulgaria) ,  Atanasova Milena (Department of Biology, Medical University of Pleven, Pleven 5800, Bulgaria) ,  Lazarov Nikolai (Institute of Neurobiology, Bulgarian Academy of Sciences, Sofia 1113, Bulgaria) ,  Lazarov Nikolai (Department of Anatomy and Histology, Medical University of Sofia, Sofia 1431, Bulgaria)
資料名： Neurobiology of Disease  (Neurobiology of Disease)
巻： 115  ページ： 127-144  発行年： 2018年 
JST資料番号： W1774A  ISSN： 0969-9961  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 炎症性シグナル分子は,てんかんにおける共存欝病の基礎となる機序に関与することが示唆されている。本研究では,強力なメラトニンMT_1およびMT_2受容体作動薬およびセロトニン5HT_2C受容体拮抗剤である新規抗うつ剤アゴメラニンが,炎症反応を抑制することにより慢性てんかん期に発症する抑うつ症状を予防できるという仮説を試験した。アゴメラニン(40mg/kg,i.p.)による慢性治療は,ka酸(KA)誘導状態てんかん重積(SE)の1時間後に開始され,Wistarラットにおいて10週間維持された。自発運動発作の登録は,ビデオ(24時間/日)とEEGモニタリングにより行った。アゴメラチンの抗うつ活性をスプラッシュ試験,スクロース嗜好試験(SPT)および強制水泳試験(FST)において調査し,一方,抗不安作用を,てんかんラットにおける慢性期の間の新規性抑制摂食試験(NSFT)を通して観察した。ビデオとEEG記録によって検出された運動発作の頻度は,車両とAgo群の間で異ならなかった。登録された自発運動発作を有するラットは,暗期の間に減少したグルーミング,anニアを含む抑鬱行動に典型的な症状を示した。てんかんラットは,また,新規に誘発された低食症を伴う不安を示した。この行動障害は,炎症のシグナルマーカーの増加(インターロイキン(IL)-1βの血漿レベルと脳の活性化グリア)と相関したが,血漿コルチコステロン濃度は変化しなかった。てんかん発生時のアゴメラニン治療は,すべての行動的特徴を抑制し,血漿IL-1βレベルを低下させ,特異的な辺縁領域における微小グリア症と星状膠症を予防することにより,明らかな抗うつ効果を発揮した。本結果は,SE後のアゴメラニン治療が,炎症性シグナル伝達の抑制を介して,慢性てんかん状態における共存抑制の効果的な治療を提供できることを示唆する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 血漿中濃度 ,  血漿 ,  発作 ,  抗うつ作用 ,  *うつ病 ,  脳波 ,  インターロイキン1 ,  *治療法 ,  自発運動 ,  *てんかん ,  抗うつ薬 ,  受容体 ,  グリア細胞 ,  *炎症
準シソーラス用語： Wistarラット , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： アゴメラチン ,  てんかん ,  うつ病 ,  インターロイキン-1β ,  神経膠細胞 ,  Wistarラット

分類 (2件)： 神経の基礎医学  (GN01020W) ,  中枢神経系  (EJ12030F)

タイトルに関連する用語 (12件)： 慢性 ,  アゴメラチン ,  治療 ,  炎症 ,  シグナル伝達 ,  後天性てんかん ,  てんかん ,  重積 ,  モデル ,  共存 ,  うつ病 ,  予防