抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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【目的】腎細胞癌組織におけるヒストンデアセチラーゼ1,p73および血清IL-17発現の臨床的意義を調査する。方法:2015年1月から2016年12月にかけて、当院で収容治療した腎癌患者80例を腎癌群とし、同期的に入院した血液検査を受けた健常者20名を健康対照群とした。腎細胞癌患者の腫瘍辺縁の壊死がない腫瘍組織を病理標本とし、腫瘍周囲正常組織を正常標本とし、免疫組織化学法(S-P法)を用いて標本を染色し、HDAC-1及びp73陽性細胞を統計し、陽性率を計算した。腎細胞癌患者と健康対照群の静脈血を抽出し、ELISA法により両群の血液に対してIL-17含有量を測定した。結果:腎細胞癌患者の腎癌組織におけるHDAC-1及びp73の陽性率は81.25%と77.50%に達し、正常な腎臓傍組織より明らかに高かった(P<0.001)。臨床分類の増加とともに,HDAC-1とp73の陽性率は増加した(P<0.05)。III期とIV期の腎細胞癌患者におけるHDAC-1とp73の陽性率は100.00%に達した。I期とII期の腎細胞癌患者におけるHDAC-1とp73の陽性率は,それぞれ69.56%,86.11%と56.63%,77.78%であった。腎細胞癌患者の血清IL-17含有量は臨床分型の上昇に伴い上昇した。II期,III期,IV期の腎細胞癌患者の血清IL-17含有量はそれぞれ(173.27±39.74),(186.88±42.55)pg/mLと(189.45±15.84)pg/mLであった。それは,I期患者と比較して,有意に増加した(P<0.05)。【結論】腎細胞癌におけるHDAC-1およびp73の発現は,正常な腎臓組織におけるそれらより有意に高く,臨床分類の増加とともに増加した。腎細胞癌患者の末梢血におけるIL-17の発現は健康対照群より明らかに高く、しかも臨床分型の増加に伴い増加した。これらの結果は,HDAC-1,p73およびIL-17が腎細胞癌の進行を促進する重要な因子である可能性があることを示唆した。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】
