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J-GLOBAL ID:201802238074202799   整理番号:18A2015677

黒毛和種人工哺乳牛群に対する第一胃液投与の効果

著者 (5件):
資料名:
巻: 36  号: 12  ページ: 34-38  発行年: 2018年11月01日 
JST資料番号: X0148A  ISSN: 0912-1501  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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・生後数日で母子分離されて人工哺乳に移された子牛は,自然哺乳の子牛よりも事故率が高いこと,また経験的に,第一胃のプロトゾアが不在で,母牛の第一胃液を与えると固形物摂取量が増加して反芻を開始することなどは既知。
・しかし,第一胃液を与える影響についての報告事例が見られないことから,血液代謝プロファイルテスト(MPT),末梢血リンパ球サブセット解析(リンパ球解析),第一胃内プロトゾア数,事故率,市場価格等を調査して効果を評価。
・調査では,宮崎県内の一農場産の人工哺乳子牛に対して,第一胃液投与の有無別区(各6頭)を設定して,日齢約65日前後時点で血液及び第一胃液を採取し,MPT,リンパ球解析,プロトゾア数を調査するとともに,同農場産の,第一胃液投与を行っていなかった2013~2014年出生の452頭と全頭第一胃液投与を開始した2015~2016年出生の470頭を対象に,事故率,市場価格等を調査。
・その結果,第一胃液投与による有意な影響は,MPTでは見られなかったが,リンパ球解析で投与群のCD8陽性T細胞数が有意に少ないこと,投与群ではプロトゾアが検出されたのに対して無投与群では不検出であったこと,投与群では事故率が低いこと,また,投与群では市場価格が平均市場価格より高かったのに対して無投与群では低かったことなどが判明。
・本研究結果から,早期に母子分離され人工哺乳で飼育される子牛に対して成牛の第一胃液を2週間に1回10mlずつ投与すると,自然免疫が成熟した状態になって事故率が低下し,またプロトゾアの貢献による繊維消化の向上により発育が改善され,販売子牛の頭数と価格の向上に効果があると考察。
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分類 (2件):
分類
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飼養管理  ,  牛 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
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