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J-GLOBAL ID：201802238208691284   整理番号：18A1891899

盛土構造物における地下水流と地表流の現地計測および排水対策工の効果検証

FIELD MEASUREMENT OF GROUNDWATER AND SURFACE WATER FLOWS AT EMBANKMENTS, AND EFFECTIVENESS VERIFICATION OF DRAINAGE FACILITY

著者 (3件)： 竹國一也 (西日本高速道路株式会社 技術本部) ,  秦二朗 (西日本高速道路エンジニアリング中国株式会社 土木事業本部) ,  中田幸男 (山口大学 大学院 創成科学研究科)
資料名： 土木学会論文集 C(地圏工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. C (Geosphere Engineering) (Web))
巻： 74  号： 3  ページ： 289-299(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0104A  ISSN： 2185-6516  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,降雨に起因する土砂災害が多発していることを踏まえて,盛土構造物を対象とした排水対策工の効果検証と土砂災害の要因として考えられる断層破砕帯から供給される地下水流量の推定について考察を加えた.検討にあたっては,高速道路盛土での地下水流量と地表流量の常時現地計測を行った.その結果,高強度降雨時の排水にはのり尻工(フトンカゴ)の設置が有効であることが検証できた.また,断層破砕帯が地下水を供給する事実を究明し,その供給される地下水流量は盛土流域のみならず,断層破砕帯が影響する隣接流域も対象流域に加えることが推定の一助になることを明らかにした.さらに,その供給量に対応した具体的な排水対策工の設計と維持管理手法を示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *高盛土 ,  土木構造物 ,  地表流 ,  *地下水流 ,  土砂災害 ,  破砕帯 ,  廃水処理 ,  維持管理 ,  集中豪雨 ,  間隙水圧 ,  計測 ,  地盤調査 ,  現場 ,  相互作用 ,  地滑り ,  排水
準シソーラス用語： 現地計測 ,  *地下水・地表水相互作用

著者キーワード (4件)： embankment ,  drainage countermeasure worker ,  fault zones ,  Infiltrated groundwater

分類 (2件)： 地盤改良,土質安定処理  (RA07060C) ,  地下水流  (RC10060Q)

引用文献 (25件)：

• 1) 村田秀一,竹國一也,中田幸男:台風14号による山陽自動車道盛土法面崩壊を経験して,土と基礎,Vol. 54, No. 12, Ser. No. 587, pp. 8-9, 2006.
• 2) Murata, H., Takekuni, K. and Nakata, Y. : Slope failure of embankment in Sanyo expressway due to passage of typhoon No. 14 in 2005, Soils and Foundations, Vol. 49, No. 5, pp. 797-806, 2009.
• 3) 小西義夫,北村晴夫,石本裕己:傾斜地盤上の盛土崩壊における地形・地質的要因,全国地質業協会連合会[技術 e-フォーラム 2008」,高知,論文 No. 105, 2008.
• 4) 渡部芳彦,柴田佳久,新枝幹夫,春口孝之:集中豪雨に伴う道路のり面の災害事例,日本応用地質学会中国四国支部平成19年度発表論文,論文番号 13, 2007.
• 5) 岩島保:新名神高速道路における高盛土の設計と施工-(仮称)宝塚サービスエリアでの事例-,基礎工,Vol. 41, No. 10, pp. 69-72, 2013.

タイトルに関連する用語 (7件)： 盛土構造物 ,  地下水流 ,  地表流 ,  現地計測 ,  排水 ,  対策工 ,  検証