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J-GLOBAL ID：201802238591045301   整理番号：18A2173582

非自律的制約付きBonhoeffer-van der Pol発振器からの混合モード振動増分分岐と悪魔の階段

Mixed-mode oscillation-incrementing bifurcations and a devil’s staircase from a nonautonomous, constrained Bonhoeffer-van der Pol oscillator

著者 (7件)： TAKAHASHI Hiroaki (Oita Univ., Oita, JPN) ,  KOUSAKA Takuji (Chukyo Univ., Nagoya, JPN) ,  ASAHARA Hiroyuki (Okayama Univ. Sci., Okayama, JPN) ,  STANKEVICH Nataliya (Yuriy Gagarin State Technical Univ. Saratov, Saratov, RUS) ,  STANKEVICH Nataliya (Kotel’nikov’s Inst. of Radio-Engineering and Electronics, RAS, Saratov, RUS) ,  STANKEVICH Nataliya (Univ. Jyvaeskylae, Jyvaeskylae, FIN) ,  INABA Naohiko (Meiji Univ., Kawasaki, JPN)
資料名： Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web)  (Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web))
巻： 2018  号： 10  ページ： WEB ONLY  発行年： 2018年10月 
JST資料番号： U0548A  ISSN： 2050-3911  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,Kousakaらが提案した非自律的束縛Bonhoeffer-van der Pol発振器で生成した混合モード振動増分分岐(MMOIB)を解析した。[Physica D353-354,48(2017)]。特に,1⁴-1⁵および1¹-1²領域で起こるMMOIBを調べた。これら2種類のMMOIBは定性的に異なるMMO分岐構造を示した。前者のMMOIBは連続的に多くの時間を発生するが,後者は有限のMMOIBを示す。後者の場合,標準的なMMOIBは5回しか発生せず,その後別のタイプのMMOIBが続く。しかし,以下のMMOIBは7回しか発生せず,最終的に解は2⁰アトラクタに落ち着く。これらの現象に対する厳密な理由を,拘束された動力学から導出された1D Poincareリターンマップを解析することにより明らかにした。最初の連続MMOIBに焦点を合わせることによって1D Poincareリターンマップを解析することにより,1⁴と1⁵の間で発生する非対称なFarey木を生成した。著者らは,1⁴と1⁵の間に2セットの連続MMOIBが存在することを見出した。特に,MMOIBが蓄積し終了するMMO増分終端接線分岐を厳密に定義した。さらに,MMOIBによって引き起こされる入れ子分岐構造を明らかにした。これは1⁴-1⁵領域の短い間隔内で起こり,もう一つのMMO増分終端接線分岐点に向かって蓄積する。これらの3つのタイプの連続的に生成したMMOIBは,MMO増分終端接線分岐点に向けて異なる方法で蓄積する。また,MMOIBで変化する「発火数」の挙動を解析した。特に,悪魔の階段を示す発火数が,MMO生成領域におけるよりもカオス発生領域においてより高い値を持つ理由を理論的に説明した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *発振器 ,  *混合モード ,  構造 ,  *カオス ,  アトラクタ ,  図表 ,  特異点
準シソーラス用語： 分岐構造 ,  リターンマップ ,  分岐点 ,  カオス発生器

分類 (2件)： ゆらぎ,ランダム過程,Brown運動,輸送過程の一般的理論  (BA08020B) ,  数理物理学  (BA03000W)

タイトルに関連する用語 (6件)： 制約 ,  VAN ,  発振器 ,  混合モード ,  分岐 ,  悪魔の階段