抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・・ウィックの定理とは,相互作用のない系の4個以上の場の演算子の積の期待値が,演算子2個の期待値の積に還元できることを提示。
・ウィックの定理は大正準集団で証明され,大正準集団でウィックの定理を使って行った計算が正準集団で成立するかどうかは不明。
・正準集団でウィックの定理に対応する関係を導出し,一様理想気体の一粒子,二粒子相関を計算。
・以下について確認。1)正準集団での4個以上の演算子の積は,演算子2個の期待値には還元することが不可能。
・2)正準集団の二粒子相関関数は系の数を大きくすると,大正準集団の計算結果と一致。
・3)Bose-Einstein凝縮転移温度以下で,熱力学的極限への漸近が正準集団ではゆっくりとしたものになることが判明。
・4)「Pauliの排他原理」(Fermi系)と「Hanbury-Brown Twiss」 (Bose系)の粒子数依存性と温度依存性を明示。