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J-GLOBAL ID：201802238654812979   整理番号：18A0618215

若年期のストレスは発生中のげっ歯類脳におけるミクログリアの機能を混乱させる:新たな洞察と将来の挑戦【Powered by NICT】

Early life stress perturbs the function of microglia in the developing rodent brain: New insights and future challenges

著者 (2件)： Johnson Frances K. (Department of Psychiatry, Yale University School of Medicine, 300 George Street, Suite 901, New Haven, CT 06511, USA) ,  Kaffman Arie (Department of Psychiatry, Yale University School of Medicine, 300 George Street, Suite 901, New Haven, CT 06511, USA)
資料名： Brain, Behavior, and Immunity  (Brain, Behavior, and Immunity)
巻： 69  ページ： 18-27  発行年： 2018年 
JST資料番号： W1766A  ISSN： 0889-1591  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 小児期の虐待と無視の結果の幾つかを仲介する自然免疫系の役割は近年注目されている。今日までの研究の大部分は,神経炎症は児童虐待に関連した長期成人精神科と内科合併症において果たす役割に焦点を当てた。最近までこの問題は初期の生活上のストレスの動物モデルで系統的に研究されていないので,神経発達に及ぼす応力誘起神経炎症の影響はほとんど注目を受けている。本総説の主な目的は,初期の生活上のストレスのマウスモデルである,簡単な日常分離(BDS)に曝露したマウスにおける生後1週間上昇コルチコステロンは脳発達の臨界期の間のミクログリア機能を破壊するという仮説を調べることである。ミクログリア機能の摂動では幼若虫期に出現する行動異常をもたらすいくつかのニューロンおよび非ニューロン細胞過程の異常成熟をもたらし,成人期に持続することを提案した。,BDSへの曝露は幼若期に拡張する方法で発達中の海馬におけるミクログリア細胞数,形態,食作用活性,および遺伝子発現を変化させることを示した最近の研究を強調した。ミクログリア機能におけるこれらの変化は,シナプス形成,シナプスせん定,軸索成長,および髄鞘形成を含むミクログリアにより仲介される発生過程の異常と関連している。BDSマウスおよび初期の生活上のストレスの他の動物モデルの発達と行動異常を示す以前の研究の文脈におけるミクログリア遺伝子発現の変化を調べた。小児虐待に曝露された個人におけるミクログリア機能を評価するための新規PETイメージングの開発に対するこれらの知見の可能性についても考察した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 遺伝子発現 ,  画像処理 ,  *ミクログリア ,  海馬 ,  児童虐待 ,  ニューロン ,  成人 ,  シナプス ,  食作用 ,  シナプス形成 ,  *齧歯類
準シソーラス用語： 異常行動 ,  神経発生 ,  動物モデル ,  神経系炎症 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 小児虐待 ,  初期の生活上のストレス ,  ミクログリア ,  神経発達 ,  神経炎症 ,  動物モデル

分類 (4件)： 精神科の基礎医学  (GR01020I) ,  中枢神経系  (EJ12030F) ,  社会医学一般  (GB04010W) ,  発生と分化  (EJ16020W)

タイトルに関連する用語 (8件)： 若年 ,  ストレス ,  げっ歯類 ,  脳 ,  ミクログリア ,  混乱 ,  洞察 ,  将来