抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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目的;本研究では、紫外散外併用とセレコキシブカプセルの経口投与による湿熱閉型膝関節滑膜炎治療の臨床効果と安全性を観察する。方法;63例の要求を満たす湿熱閉型膝関節滑膜炎患者をランダムに2群に分け、連合治療群は28例、セレコキシブ群は35例であった。併用治療群は紫外散外併用によりセレコキシブカプセルを経口投与し、セレコキシブ群は単純にセレコキシブカプセルを経口投与し、治療を4週間行った。治療前と治療終了後、患者の赤血球沈降率(erythrocyte sedimentation rate、ESR)、超高感度C反応性タンパク質(hypersensitive C-reactive protein、hs-CRP)レベル、膝関節疼痛視覚アナログスケール(visual analogue scale、VAS)採点及びLysholm膝関節スコアを測定した。患者の治療期間中の合併症の発生状況を観察した。結果;治療前の2群間のESRに有意差は認められなかった(t=0.077,P=0.567)。治療終了後,2群のESRは,それぞれ(36.04±11.04)mmh-1,(11.61±6.30)mmh-1,t=13.818,P=0.000,(34.37±11.02)mmh-1,(17.23±7.45)mmh-1,t=10.411,P=0.000であった。併用治療群のESRはセレコキシブ群より低かった(t=1.480,P=0.002)。治療前の2群間のhs-CRP濃度に有意差は認められなかった(t=0.201,P=0.691)。治療終了後の2群のhs-CRPレベルは,[(40.57±11.73)mg L-1,(7.39±2.31)mg L-1,t=15.599,P=0.000,(39.37±11.96)mg L-1,(16.91±6.68)mg L-1,t=9.936,P=0.000]と有意に減少した(t=9.936,P=0.000)。併用治療群のhs-CRPレベルはセレコキシブ群より低かった(t=26.264,P=0.000)。治療前の2群間の膝関節疼痛VASスコアには有意差は認められなかった(t=0.129,P=0.657)。治療終了後,2群のVASスコアは減少した[(6.54±1.62)点,(1.93±0.22)点,t=10.827,P=0.000;(6.71±1.55),(2.74±0.60),t=13.398,P=0.000]。併用療法群におけるVASスコアはセレコキシブ群よりも低かった(t=2.333,P=0.029)。Lysholm膝関節スコアは,治療前の2群間で有意差を示さなかった(t=0.306,P=0.826)。治療終了後の2群のLysholmスコアは,(54.04±12.56)点,(82.36±7.99)点,t=-8.908,P=0.000,(54.71±11.78)点,(74.69±9.11)点,t=-10.128,P=0.000であった。併用治療群のLysholmスコアはセレコキシブ群より高く(t=0.613,P=0.001)、2群の患者の治療期間中の血、尿、便の通常検査、肝臓と腎臓機能検査及び心電図検査では異常がなく、皮膚アレルギー症状がなかった。結論;紫外散外併用とセレコキシブのカプセル経口投与は、湿熱性閉鎖型滑膜炎患者の炎症反応を有効に抑制し、膝関節疼痛を軽減し、膝関節機能を改善し、治療効果は単純経口セレコキシブより優れ、しかも高い安全性を有する。Data from Wanfang. Translated by JST【Powered by NICT】
