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J-GLOBAL ID:201802238696704990   整理番号:18A1296895

IFN感受性インフルエンザワクチンウイルスを作製する有望なIFN欠損系【JST・京大機械翻訳】

A Promising IFN-Deficient System to Manufacture IFN-Sensitive Influenza Vaccine Virus
著者 (14件):
資料名:
巻:ページ: 127  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7063A  ISSN: 2235-2988  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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インターフェロン(IFN)感受性および複製不能インフルエンザウイルスは,ウイルスワクチンを不活性化し,弱毒化する代替物である可能性がある。修飾非構造蛋白質1(NS1)を有するいくつかのIFN感受性インフルエンザワクチン候補は,IFN適格宿主において高度に減弱されるが,強力な抗ウイルス免疫応答を誘導する。しかし,これらのIFN感受性ワクチンウイルスの製造性に関する研究はほとんどなされていない。ここでは,RIG-Iノックアウト293T細胞を用いて,変異体NS1R38A/K41Aを発現するIFN感受性インフルエンザA/WSN33(H1N1)ウイルスをパッケージした。著者らは,RIG-Iノックアウト293T細胞におけるNS1R38A/K41Aウイルスのパッケージング効率が293T細胞におけるそれよりはるかに高いことを見出した。さらに,NS1R38A/K41Aウイルスは,そのIFN拮抗活性をほとんど失い,3~6継代後にA549,MDCKおよびVero細胞においてもはや複製できなかった。これは,NS1R38A/K41Aウイルスの複製が従来の細胞で制限されていることを示した。したがって,著者らはさらに,Tet-On3Gシステムに基づいて,WSNウイルスの野生型(WT)NS1を発現する安定なVero細胞株を確立した。NS1R38A/K41Aウイルスは,このIFN欠損細胞系において少なくとも20継代にわたり着実に伝播することができた。マウスモデルにおいて,NS1R38A/K41Aウイルスは,感染後3および5日目にWTウイルスと比較して肺ウイルス力価において4log以上の減少を示した。さらに,NS1R38A/K41Aウイルスは肺組織におけるIFN-α/β産生の高レベルを誘発し,比較的短期間で宿主から除去されることを観察した。さらに,このウイルスはWT WSN,A/Puerto Rico/8/1934(PR8)またはA/カリフォルニア/04/2009(CA04)ウイルスに対して高力価中和抗体を誘導し,WT WSNウイルスに対して100%の保護を提供した。従って,NS1R38A/K41Aウイルスの複製はIFN適格細胞及びマウスにおいて制限されることを見出した。また,IFN感受性ワクチンウイルスをパッケージするためのRIG-Iノックアウト293T細胞株とNS1を発現する安定なVero細胞株を含む有望なIFN欠損系を提示し,IFN感受性ワクチンウイルスを伝播させた。IFN欠乏系はIFN感受性ワクチンウイルスの製造に適用できる。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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免疫療法薬・血液製剤の基礎研究  ,  ウイルスの生化学  ,  分子遺伝学一般 

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