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J-GLOBAL ID：201802239045012342   整理番号：18A0172797

微粒子ピーニングが塗装後耐食性に及ぼす影響

Influence of Fine Particle Peening on Corrosion Resistance of Coating Materials

著者 (4件)： 小林弘明 (あいち産業科学技術総合セ 産技セ) ,  森田晃一 (あいち産業科学技術総合セ 産技セ) ,  山下勝也 (あいち産業科学技術総合セ 産技セ) ,  片岡泰弘 (あいち産業科学技術総合セ 常滑窯技セ)
資料名： 色材協会誌  (Journal of the Japan Society of Colour Material)
巻： 91  号： 1  ページ： 2-12  発行年： 2018年01月20日 
JST資料番号： F0174A  ISSN： 0010-180X  CODEN： SKYOAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 屋外鋼構造物に適用される溶融Znめっき鋼板をはじめとした各めっき鋼板は,施工計画の変更にともない施工現場で溶接されることがある。めっき鋼板を溶接した場合,めっき層が損傷するため塗装などによって補修される。塗装後の耐食性を確保するためには,塗装の前処理が重要となる。そこで,本研究では塗装による補修の各前処理が,塗装後耐食性に及ぼす影響を調査した。各前処理のなかでも微粒子ピーニング処理に着眼して研究を行った。そして,各試料における耐食性の差異を,X線回折による組織学的観点およびカソード分極による電気化学的観点から考察した。結果,Ni粉末を用いた微粒子ピーニング処理後に塗装した試料は他試料と比較して,赤さび発生面積が小さく耐食性に優れることがわかった。この要因は,被処理材表面に付着したNiに起因して,酸素還元反応を抑制する効果の高い腐食生成物が被処理材表面に形成されたためであることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *ピーニング ,  溶融めっき ,  耐食性 ,  亜鉛めっき鋼板 ,  亜鉛めっき ,  X線回折分析 ,  陰分極 ,  ニッケル ,  腐食生成物 ,  還元
準シソーラス用語： X線回折法 ,  カソード分極 ,  酸素還元反応 ,  *微粒子ピーニング ,  溶融亜鉛めっき

分類 (1件)： 溶融めっき  (WC08026A)

引用文献 (56件)：

• 1)日本道路協会編:“鋼道路橋防食便覧”, p.IV-5, 丸善出版 (2014).
• 2)J. Pelerin, B. Bramaud, D. Coutsouradis, S. Radtke:金属表面技術, 33, 474 (1982).
• 3)D. J. Blickwede:鉄と鋼, 66, 821 (1980).
• 4)清水 剛, 吉崎布貴男, 三吉泰史, 安藤敦司:鉄と鋼, 89, 166 (2003).
• 5)森本康秀, 黒崎将夫, 本田和彦, 西村一実, 田中 暁, 高橋 彰, 新頭英俊:鉄と鋼, 89, 161 (2003).

タイトルに関連する用語 (2件)： 微粒子ピーニング ,  塗装後耐食性