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J-GLOBAL ID：201802239237974575   整理番号：18A0778321

スギ製材に発生する変形を抑制するための丸太熱処理の効果

著者 (2件)： 橋本茂 (徳島農林セ) ,  藤本登留 (九大 大学院)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 68th  ページ： ROMBUNNO.C16-01-1030  発行年： 2018年03月05日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 徳島県のスギ人工林の半数以上が樹齢50年を超え,供給量の増加が予測されるスギ大径材の用途開発が喫緊の課題となっている。そこで,スギ大径材から心去り正角等を製材することを目的に,製材時に発生する反りを防止する技術として丸太の熱処理に着目し,その効果を検証した。熱処理(85°C,24時間)したスギ丸太から製材した心去り正角(32体,115×115×4,000mm)の矢高と無処理のスギ丸太から製材した心去り正角(28体)の矢高との間に有意差が認められた。このことから,スギ心去り角製品を製材する場合,製材前に丸太を熱処理することにより,製材時の挽き曲がり等を抑制する効果があることが実証された。また,熱処理したスギ丸太から製材した心去り正角の曲げ強度と無処理のスギ丸太から製材した心去り正角の曲げ強度との間に有意差は認められなかった。このことから,スギ丸太を熱処理することにより,心去り正角の強度性能に与える影響は無いことが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *スギ ,  製材 ,  変形 ,  *熱処理 ,  木材 ,  曲げ ,  曲げ強さ ,  曲げ試験 ,  含水量 ,  徳島県
準シソーラス用語： *変形抑制 ,  丸太 ,  正角材

分類 (2件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z) ,  製材・加工  (FF05032S)

タイトルに関連する用語 (4件)： スギ ,  製材 ,  丸太 ,  熱処理