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J-GLOBAL ID：201802239389547697   整理番号：18A2007842

湖沼環境保全・修復への直接浄化の課題と展望-II.手賀沼の復活への取組み-

著者 (3件)： 森忠洋 (湖沼復活研) ,  稲森悠平 (国際科学振興財団 バイオエコ技術開発研) ,  稲森悠平 (バイオエコ技術研)
資料名： 用水と廃水  (Journal of Water and Waste)
巻： 60  号： 11  ページ： 805-814  発行年： 2018年11月01日 
JST資料番号： G0195A  ISSN： 0513-5907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報では,手賀沼の水環境復活への取組みとして,直接浄化手法を検討した結果を述べる。それには,流入汚濁負荷の栄養塩類を削減することで,植物プランクトンの発生を抑え沈殿量を減少させて,底泥の改質につながる方策を実施する必要がある。また,底泥改質の強化を図るうえで沈水植物の宝庫化により水質改善を行なうこと,水質浄化機能にすぐれる二枚貝類を活用するために底泥の砂質化等が重要であること,かいぼりの実施後に高濃度有機物を加えて発酵させ,多様性のある生態系を構築することを検討した。併せて,環境再生の基本は住民1人ひとりの意識と実践が重要であるので,環境教育の強化が切望されること,持続的な,きめ細かな負荷排出削減を自治体,住民,企業などが連携して進めることが重要であることを述べた。(著者抄録)

シソーラス用語： *湖沼 ,  *環境保全 ,  修理 ,  *浄水 ,  泥土 ,  環境 ,  栄養塩類 ,  負荷 ,  環境教育 ,  二枚貝類 ,  水生植物 ,  排水
準シソーラス用語： 手賀沼 ,  底泥 ,  水環境 ,  汚濁負荷 ,  沈水植物 ,  かい掘り

分類 (1件)： 湖沼汚濁  (SB02030Q)

引用文献 (49件)：

• 浅間 茂: 手賀沼の生態学-水質汚濁ワースト1の現状と生物の変遷, 崙書房, 千葉 (1987).
• 深山正巳: 手賀沼漁業の変遷についての小論, 我孫子市史研究第3号, 我孫子市教育委員会, 千葉 (1978).
• 千葉県東葛飾土木事務所,我孫子市手賀沼課: 手賀沼ビオトープ調査報告書 (2003).
• 千葉県環境生活部: 平成29年版環境白書 (2017).
• 須藤隆一,稲森悠平: 湖沼水質保全のための生活雑排水対策, 用水と廃水, 28(8) 55~65 (1986).

タイトルに関連する用語 (6件)： 湖沼 ,  環境保全 ,  修復 ,  浄化 ,  展望 ,  手賀沼