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J-GLOBAL ID:201802239673768115   整理番号:18A1632746

大分県中津市耶馬溪町で発生した斜面崩壊に係る災害調査について

著者 (1件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 53-57  発行年: 2018年08月20日 
JST資料番号: S0229A  ISSN: 0288-2124  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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・平成30年4月に,大分県中津市耶馬渓町で発生した斜面崩壊に係る災害調査について紹介。
・崩壊の規模は,高さ120m・幅110m・長さ210m程度で,滑落崖は30m高程度。
・崩壊時の自然条件は,無降雨・無融雪・非地震の条件下で発生。なお,平成29年に九州北部豪雨,28年に熊本地震が発生。
・耶馬溪谷の台地を形成するのは,100万年前に噴出した火砕流堆積物。
・崩壊斜面は,最上部の溶結凝灰岩急崖で繰り返された崩壊や落石により崖錐が発達。
・滑落崖の下には崩壊移動した土塊の一部が斜面に残り,これは溶結凝灰岩の岩塊が主の古い崖錐堆積物の層で,樹木は根元が前方に滑り出したように傾いて移動しており,崩壊発生は崖錐堆積物がまとまって移動したと推定。
・崩壊斜面の下端で湧水し,湧水周辺の岩盤は変質作用を受け粘土化。
・崩壊の発生機構に関し,以下を考察。
・崩壊は,崖錐堆積物とその下位の火山岩類・強風化層が崩壊したと推定。
・まず,湧水出口付近の地下水排水機能が壊れて地下圧が徐徐に上昇したか,湧水による長年の侵食で小規模な崩壊を生じ,続いて連続して上部の崖錐堆積物とその下の強風化層が大規模に崩壊し,さらに隣接斜面の森林が破壊して崩壊したと推測。
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分類 (5件):
分類
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自然災害  ,  斜面安定,掘削変形  ,  堆積岩  ,  堆積学一般  ,  地下水流 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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