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J-GLOBAL ID：201802240364623899   整理番号：18A1490806

ブロックチェーンを利用した匿名性と追跡可能性を有する公共Wi-Fi認証方式

A Study on Public Wi-Fi Authentication Method with Anonymity and Traceability Using Blockchain

著者 (2件)： 三田智之 (京都工繊大 大学院工芸科学研究科) ,  稲葉宏幸 (京都工繊大 大学院工芸科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 118  号： 152(SITE2018 5-41)  ページ： 137-142  発行年： 2018年07月18日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,携帯端末利用者のインターネット接続需要の増加に伴い,公共施設等においてWi-Fiアクセスポイントが整備されつつある。多くの場合,ユーザの個人情報などの認証情報を接続時に要求し,不正利用時に備えている。しかし,アクセスポイント自体が不正なものであると,この認証情報を窃取されるおそれがある。本研究では,公共Wi-Fiにおける新しい認証方式を提案する。ブロックチェーン技術を利用し,重要な認証情報をアクセスポイントに渡さずに高い信頼性を実現する。さらに利用者のサービス利用履歴を追跡することが可能で,不正な利用者の追跡や,統計調査などに活用できる。また,利用者のアドレスは動的に変更可能であり,このアドレスを切り替えることで第三者からのプライバシー保護を図っている。通常時にはユーザは匿名化されているが,利用者が不正を行った際には,独立した2つの管理機関が協力することで利用者を明らかにし,その履歴を完全に追跡することが可能であるという特徴を有している。(著者抄録)

シソーラス用語： *携帯端末 ,  回線接続 ,  *情報技術 ,  *特性 ,  *トレーサビリティ ,  無線LAN ,  端局 ,  *認証 ,  プロトコル
準シソーラス用語： WiFi ,  アクセスポイント ,  インターネットアクセス ,  *ブロックチェーン ,  *匿名性 ,  *利用者認証

分類 (4件)： 移動通信  (ND08030H) ,  情報工学一般  (JA01010B) ,  計算機網  (JC03000K) ,  データ保護  (JD01020V)

引用文献 (7件)：

• 総務省情報流通行政局,自治体によるWi-Fi整備のあり方について,http://www.soumu.go.jp/main_content/000337811.pdf, 2015
• Andreas M. Antonopoulos,今井崇也,鳩貝淳一郎,ビットコインとブロックチェーン 暗号通貨を支える技術,NTT出版株式会社,東京,2017
• Satoshi Nakamoto, Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System, https://bitcoin.org/bitcoin.pdf, 2008
• 日本ブロックチェーン協会,http://jba-web.jp/,2018年6月参照
• bips/bip-0032.mediawiki, https://github.com/bitcoin/bips/blob/master/bip-0032.mediawiki, 2012

タイトルに関連する用語 (5件)： チェーン ,  匿名性 ,  追跡可能性 ,  Wi-Fi ,  認証