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J-GLOBAL ID：201802240470929091   整理番号：18A1980126

進行波の砕波と水表面の運動エネルギーの関連性

THE RELATIONSHIP BETWEEN BREAKING OF PROGRESSIVE WAVES AND KINETIC ENERGY OF WATER SURFACE

著者 (1件)： 入部綱清 (琉球大学 工学部)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 74  号： 1  ページ： 12-20(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では進行波の砕波の発生条件を明らかにすることを目的に,一定水深域での進行波の理論解析と,一様勾配水深域で遡上する進行波の数値計算が行われる.理論解析ではハイパボリック波と孤立波について,数値解析では周期波と孤立波について,波高水深比の増加に伴い水表面の水粒子の運動エネルギーが発散的に増加し,位置エネルギーを超えるという特徴的な現象が示される.さらに,波高水深比の増加に伴う水表面の水粒子の運動エネルギーの発散的な増加は,一定水深域では波高水深比が砕波が起こるとされている波高水深比と同程度の時,一様勾配水深域では定性的に波が崩れる直前に起こることが明らかにされている.このことから,水表面の水粒子の運動エネルギーの発散的な増加に起因して波は砕波に至ると結論付けられている.(著者抄録)

シソーラス用語： *進行波 ,  *砕波 ,  *運動エネルギー ,  水面 ,  解析 ,  数値計算 ,  波浪 ,  孤立波 ,  粒子 ,  遡上
準シソーラス用語： 周期波 ,  水粒子 ,  理論解析

著者キーワード (5件)： breaking waves ,  kinematic energy ,  potential energy ,  water surface ,  kinematic energy wave

分類 (1件)： 波浪,潮流  (DC06040R)

引用文献 (14件)：

• 1) Stokes, G. G. : Supplement to a paper on the theory of oscillatory waves, Mathematical and Physical Papers, Cambridge University Press, pp. 314-326, 1880.
• 2) Lamb, H. : Hydrodynamics, p. 411, 1945.
• 3) Rankine, W. J. : Summary of properties of certain streamlines, Phil. Mag. Ser. 4, Vol. 29, pp. 282-288, 1864.
• 4) Michell, J. H. : The highest waves in water, Phil. Mag. Ser. 5, Vol. 36, pp. 430-435, 1893.
• 5) McCowan, J. : On the highest wave of permanent type, Phil. Mag. Ser. 5, Vol. 36, pp. 351-358, 1894.

タイトルに関連する用語 (5件)： 進行波 ,  砕波 ,  水 ,  運動エネルギー ,  関連性