抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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各国が展開する電子戦の成否が各種作戦の遂行に重大な影響を及ぼすといっても過言でない。通信に関する電子戦は,通信電子戦と呼ばれ,これは「彼の行う通信の受信(傍受),受信した信号の解析,妨害〔信号の改ざん(欺瞞)を含む〕すること」に加え「彼に受信,妨害されにくい通信を行うこと」と解釈される。本稿では,通信電子戦に広く応用される通信技術および通信への対処技術に関して紹介した。まず,ネットワーク中心の戦い(NCW),ネットワークを駆使した戦い方のコンセプトである海軍統合火器管制一対空(NIFC-CA)を紹介すると共に,ネットワークを構築した戦い方を実現するために用いられる戦術データリンクおよび衛星測位システム(GNSS)を紹介した。次に,NCWへの対抗手段として,「通信波の受信」「通信波への妨害」を取り上げ,防衛装備庁電子装備研究所での「戦術データリンク妨害用送受信技術の研究」を紹介した。