文献

J-GLOBAL ID：201802240556766694   整理番号：18A1865852

ドロマイト中のclumped同位体再秩序化の実験的キャリブレーション【JST・京大機械翻訳】

Experimental calibration of clumped isotope reordering in dolomite

著者 (3件)： Lloyd Max K. (Division of Geological and Planetary Sciences, California Institute of Technology, Pasadena, CA 91125, USA) ,  Ryb Uri (Division of Geological and Planetary Sciences, California Institute of Technology, Pasadena, CA 91125, USA) ,  Eiler John M. (Division of Geological and Planetary Sciences, California Institute of Technology, Pasadena, CA 91125, USA)
資料名： Geochimica et Cosmochimica Acta  (Geochimica et Cosmochimica Acta)
巻： 242  ページ： 1-20  発行年： 2018年 
JST資料番号： C0062A  ISSN： 0016-7037  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ドロマイト塊の同位体組成は,ドロマイト化環境の温度と流体源を決定するために不可欠であるが,それらが地層から修正された場合には誤っている可能性がある。炭酸塩Δ_47値は続成作用の間の再結晶によってリセットされやすく,溶解と再沈殿反応がない場合でも,高温での長時間の滞留中の固相再秩序化による変化がある。古代断面におけるドロマイト化の条件を保存するドロマイトΔ_47値の可能性を理解するために,この相における固相再秩序化の速度論パラメータを決定しなければならない。著者らは,温度が409~717°C,0.1~450hの間のRene型冷シール装置において,近化学量論ドロマイトのmmサイズの結晶を加熱した。これらの条件でドロマイトの方解石,ペリクレース,およびCO2への脱炭酸を防ぐために,システムをCO2から0.45~0.8kbarで加圧した。これらの点から粉末ドロマイト結晶の31の温度-時間点と128の個々のΔ_47測定の過程で,高温平衡分布に対する結晶の初期(非加熱)組成からドロマイトΔ_47値の変化を観察した。完全な再平衡が563~717°Cの実験で生じた。方解石とアパタイトを用いた以前の加熱実験と同様に,ドロマイトΔ_47は一次Arrhenius型モデルによって不適切に記述された複雑な再秩序化挙動を示した。代わりに,著者らは,2つの公表されたモデルを用いてデータを適合させた。それらのモデルは,過渡的欠陥/平衡欠陥モデルと交換拡散モデルである。両モデルに対して,大域最小二乗最小化アルゴリズムを用いることにより最適再秩序パラメータを見出し,個々のΔ_47測定を再サンプリングし,これらの新しい平均値のデータセットに再適合するモンテカルロ法を用いてこれらの適合に関する不確実性を推定した。250と800°Cの間の正確なΔ_47-T関係が不確実であるので,著者らは,3つの公表された高温Δ_47-T較正を用いて,これらの適合運動を繰り返した。較正選択に関係なく,両モデルを用いて決定したドロマイトΔ_47速度定数は方解石とアパタイトのそれらよりもゆっくりと遅く,高品位ドロマイト結晶は地質学的時間スケールでの冷却中に~210~300°Cの見掛け平衡ブロッキング温度を保持することを予測した。モデル予測と天然ドロマイト大理石の間の最も良い一致は,交換拡散モデルとΔ_47参照フレームに投影されたab initioΔ_63-Tキャリブレーションを用いたときに見出された。したがって,交換拡散モデルとこのパラメータセットを用いてドロマイトΔ_47再秩序化をモデル化することを推奨した。単純な加熱シナリオにおいて,2つのモデルは一致しない。過渡的欠陥/平衡欠陥モデルは,ドロマイトファブリックが180°Cの高い大気温度で数百万年にわたり検出可能な再秩序化に抵抗することを示唆し,交換拡散モデルは150°Cの低い初期部分再秩序化を予測した。いずれの場合も,後の再結晶化,ドロマイトΔ_47値は,約150°Cよりも,数十年にわたって,約150°Cよりもhotterを埋め込まない堆積断面におけるドロマイト化の条件を忠実に記録するべきである。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 結晶 ,  固相 ,  高温 ,  ドロマイト化作用 ,  地層 ,  再結晶 ,  最小二乗法 ,  アルゴリズム ,  モデリング ,  二酸化炭素 ,  炭酸塩 ,  *方解石 ,  燐灰石 ,  粉体 ,  同位体存在比

著者キーワード (4件)： clumped同位体 ,  ドロマイト ,  拡散 ,  固体交換

分類 (2件)： 同位体地質学  (DD01042T) ,  岩石圏の地球化学一般  (DD01041C)

タイトルに関連する用語 (5件)： ドロマイト ,  同位体 ,  秩序化 ,  実験 ,  キャリブレーション