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J-GLOBAL ID：201802240797426677   整理番号：18A2052184

ビスマスを用いたネオジム磁石からのネオジムの回収

Recovery of Neodymium from Neodymium Magnet Using Bismuth

著者 (2件)： 石垣敦士 (名古屋工業大学工学研究科大学院生) ,  奥村圭二 (名古屋工業大学工学研究科)
資料名： 鉄と鋼
巻： 104  号： 11  ページ： 613-619(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： F0332A  ISSN： 0021-1575  CODEN： TEHAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1200°Cでグラファイトるつぼ中にFe-Nd-B磁石とビスマスを溶融してビスマス中のネオジムを抽出する実験を行った。溶融鉄とビスマスは二相に分離し,磁石中のネオジムはビスマス相に溶解した。ビスマス中に溶解したネオジムは,XRDの結果としてBiNdを形成すると考えられた。溶解処理後の鉄相中のネオジム濃度は0.05at.%以下であり,回収率は99%以上であった。溶融鉄に関して2つの相に分離する他の金属(Mg,Ag,Cu)と比較して,ビスマスは融点が低く,安全性があり,エネルギーコストが低い金属抽出材料であるといえる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ネオジム ,  回収率 ,  鉄合金 ,  ネオジム含有合金 ,  ホウ素含有合金 ,  グラファイト ,  坩堝 ,  抽出 ,  ビスマス ,  リサイクル ,  溶鉄 ,  相分離 ,  永久磁石 ,  融点 ,  安全性 ,  エネルギーコスト ,  溶解 ,  *回収 ,  利用 ,  再利用
準シソーラス用語： *ネオジム磁石

著者キーワード (10件)： ネオジム磁石 ,  ドライ処理 ,  ビスマス ,  リサイクル ,  電動機 ,  ネオジム磁石 ,  ドライ処理 ,  ビスマス ,  リサイクル ,  電動機

分類 (2件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  製錬  (WD02030A)

引用文献 (19件)：

• 1) 世界生産・販売・保有・輸出,日本自動車工業会ホームページ,http://www.jama.or.jp/world/world/,(参照2018-03-05).
• 2) 森山博之:ARCリポート,旭リサーチセンター,東京,(2018), No.1023, 1.
• 3) S. Shirayama and T.H. Okabe: J. Soc. Automot. Eng. Jpn., 65(2011), 87.
• 4) Mineral Commodity Summaries 2016, USGS, Reston Virginia, (2016), 134.
• 5) レアメタルの代替材料とリサイクル,原田幸明・中村崇監修,シーエムシー出版,東京,(2006), 296.

タイトルに関連する用語 (3件)： ビスマス ,  ネオジム磁石 ,  ネオジム