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J-GLOBAL ID:201802240802734288   整理番号:18A1153892

Nox2欠損はIL-10/STAT3依存性機構を介してマクロファージ表現型を変化させる:外傷性脳損傷に対する意味【JST・京大機械翻訳】

NOX2 deficiency alters macrophage phenotype through an IL-10/STAT3 dependent mechanism: implications for traumatic brain injury
著者 (8件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 65  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7329A  ISSN: 1742-2094  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:NADPHオキシダーゼ(NOX2)は,ミクログリアおよびマクロファージにおいて活性酸素種(ROS)を生成する酵素系である。過剰なROS産生は,外傷性脳損傷(TBI)後の神経炎症および慢性神経変性と関連している。酸化還元シグナル伝達はマクロファージ/ミクログリアの表現型応答(炎症誘発性対抗炎症性)を調節し,中等度から重度のTBI後のNOX2阻害はマクロファージ/ミクログリアの炎症誘発性活性化を著しく低下させ,抗炎症反応を同時に増加させる。ここでは,TBI脳においてNOX2依存性マクロファージ/ミクログリア表現型スイッチングを調節するシグナル伝達経路を報告する。【方法】野生型(C57Bl/6)およびNOX2欠損(NOX2-/-)マウスから調製した骨髄由来マクロファージ(BMDM)をリポ多糖類(LPS;10ng/ml),インターロイキン-4(IL-4;10ng/ml)または併用LPS/IL-4で処理し,ウェスタンブロット法およびqPCR分析を用いてマクロファージ活性化と関連したシグナル伝達経路を検討した。シグナル伝達経路と活性化マーカーを,中程度のレベルで制御された皮質影響(CCI)を受けた成体雄性野生型とNOX2-/-マウスから得られた同側皮質組織で評価した。中和抗IL-10アプローチを用いて,プロから抗炎症活性化状態へのNOX2依存性転移に及ぼすIL-10の影響を測定した。【結果】損傷皮質で観察された混合性および抗炎症性応答を模倣するLPS/IL-4刺激BMDMモデルを用いて,NOX2-/-は,STAT1シグナル伝達および炎症誘発性活性化のマーカーを有意に減少させることを示した。加えて,NOX2-/-BMDMは,抗炎症マーカー発現を有意に増加させ;IL-10仲介STAT3シグナル伝達は,STAT6シグナリングではなく,この抗炎症反応の調節に重要であると思われる。中等度レベルのCCIに続いて,IL-10はNOX2-/-マウスの損傷皮質におけるミクログリア/マクロファージにおいて有意に増加する。これらの変化はSTAT3活性化の増加と関連しているが,STAT6活性化ではなく,ロバストな抗炎症反応である。NOX2-/-BMDM又はCCIマウスにおけるIL-10の中和はSTAT3活性化及び抗炎症応答を遮断し,それにより,プロ及び抗炎症活性化状態間のNOX2依存性遷移の調節におけるIL-10の重要な役割を示した。結論:これらの研究は,TBI NOX2阻害がIL-10/STAT3シグナル伝達経路により仲介されるマクロファージ/ミクログリアにおける強い抗炎症反応を促進することを示す。このように,マクロファージ/ミクログリアNOX2活性を阻害する治療的介入は,炎症性神経毒性反応を制限するだけでなく,神経保護作用を有するIL-10仲介抗炎症反応を増強することによりTBI結果を改善する可能性がある。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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消炎薬の基礎研究 
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