抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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産業連関表は,ある地域で取引された財・サービスについて,産業相互間の取引関係を一覧表にまとめた統計である。昨年以降,最新版(2011年表)の各都道府県産業連関表が公表されてきている。本稿では,関西2府4県における最新版の産業連関表を用いて,各県の産業構造の特徴を明らかにする。各府県の産業連関表は部門分類が共通でないため,まず分析のために部門分類を統一する。そのうえで,過去の産業連関表との比較,特化係数を用いた各府県の主要産業の抽出,クラスター分析を用いた府県経済の特徴づけなど多角的に検討する。分析結果から,和歌山県を除いて第3次産業への傾斜が依然強まっていること,37部門でみれば大阪府以外の府県の主要産業は製造業に属する部門であること,産業構造により都道府県を類型化すると関西2府4県は滋賀県,和歌山県,それ以外の3つに区分されること,がわかった。(著者抄録)