抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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宇宙用薄膜構造は,膜の面外剛性が低く外力に対し容易に面外変形してしまう課題がある。本研究では,予め所定のひずみを記憶させた形状記憶樹脂パッチを膜構造の表面に貼り付ける方法で面外剛性を向上させることを実験的に考察した。上記パッチを加熱することにより,パッチが膜上で元形状に回復する際の反力を膜表面に作用させることができ面外変形を与える方法を調べた結果,面外変形により平面膜に比べ大きな面外剛性を得られた。また,ソガメ折りの折線を曲げるように配置した多数の形状記憶樹脂パッチを加熱することにより,予め折り目を付けることなしに,3次元展開膜構造の収納状態に近い形状を生成できることも明らかになり,簡便な方法で再収納可能な展開膜面構造の可能性が示された。(著者抄録)