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J-GLOBAL ID:201802241503472359   整理番号:18A0139432

一過性受容器電位バニロイド4チャンネルはデキストラン硫酸ナトリウム誘発マウス大腸炎における結腸炎症時の血管内皮透過性を調節する【Powered by NICT】

Transient receptor potential vanilloid 4 channel regulates vascular endothelial permeability during colonic inflammation in dextran sulphate sodium-induced murine colitis
著者 (8件):
資料名:
巻: 175  号:ページ: 84-99  発行年: 2018年 
JST資料番号: B0334A  ISSN: 0007-1188  CODEN: BJPCB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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背景と目的:一過性受容体電位バニロイド4(TRPV4)チャネルは様々な組織型における物理的センシングに関与する非選択的カチオンチャンネルである。本研究では,デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)誘発性大腸炎中の結腸血管内皮細胞におけるTRPV4チャンネルの機能と発現を明らかにした。アプローチ:結腸炎症の進行におけるTRPV4チャンネルの役割を,免疫組織化学的分析,ウェスタンブロット法及びEvansブルー染料押出アッセイを用いたマウスDSS誘発性大腸炎モデルで検討した。重要結果:野生型マウスと比較して,DSS誘発性大腸炎は有意にTRPV4欠損(TRPV4 KO)で抑制された。TRPV4作動薬GSK1016790Aの反復直腸内投与はDSS誘発大腸炎の重症度を悪化させた。骨髄移動実験は,DSS誘導大腸炎に対する非造血細胞におけるTRPV4の重要な役割を示した。DSS処理は,結腸粘膜と粘膜下組織の血管内皮細胞におけるTRPV4発現をアップレギュレートした。DSS処理は血管透過性,TRPV4KOマウスで消失を増加させた。血管透過性におけるこのDSSが誘導する増加は,さらにGSK1016790Aのi.v.投与により増強され,この効果はTRPV4きっ抗薬RN1734により消失した。TRPV4は血管内皮(VE)-カドヘリンと共局在し,VE-カドヘリン発現は大腸炎時GSK1016790Aの反復i.v.投与により減少した。GSK106790AはTNF-αに曝露したマウス大動脈内皮細胞におけるVE-カドヘリン発現を減少させた。【結論】と意義:これらの知見は,血管内皮細胞におけるTRPV4チャンネルのアップレギュレーションは血管透過性を増加させることにより結腸炎症の進行に寄与することを示した。このようにして,TRPV4は炎症性腸疾患の治療のための魅力的な標的である。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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消炎薬の基礎研究  ,  酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究 

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