抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:皮質下虚血性脳血管障害(SIVD)患者の睡眠の質を分析し,認知機能と抑うつの相関性を検討する。方法:2016年9月2017年12月の合肥市第二人民病院神経内科で治療を受けたSIVD患者62例を症例群とし、脳磁気共鳴画像(MRI)検査結果により、白質病変(WML)群20例とラクナ梗塞(LI)群42例に分けた。また、同期健康診断健常者43例を対照群とした。対照群と症例群の一般データ、ピッツバーグ睡眠質量指数スケール(PSQI)スコア、Epworth睡眠尺度(ESS)スコア、モントリオール認知評価スケール(MoCA)スコアとBeck抑うつ評価尺度(BDI)スコアを比較した。WML群とLI群患者のPSQIスコアとESSスコアを比較し、睡眠品質指標とSIVD患者の認知機能、抑うつ程度指標の相関性分析にPearson相関分析を採用した。結果:(1)対照群と症例群の被験者性別、年齢及び糖尿病発生率を比較すると、統計学的有意差が認められなかった(P>0.05)が、症例群の患者は教育年数が対照群より短く、高血圧の発生率は対照群より高かった(P<0.05)。(2)対照群と症例群の睡眠潜時、睡眠持続性、睡眠効率、睡眠障害及び睡眠薬物使用スコアを比較すると、統計学的有意差はなかった(P>0.05)。症例群のPSQIの総得点、主観的睡眠の質スコア、日中の機能の乱れスコア及びESSスコアは対照群より高かった(P<0.05)。(3)対照群と症例群の受験者の命名、注意、言語、抽象、定位採点の比較により、統計学的有意差はなかった(P>0.05)、症例群患者のMoCA総得点及び視空間と実行機能、遅延想起スコアは対照群より低く、BDIスコアは対照群より高かった(P<0.05)。(4)WML群とLI群患者のPSQI総得点及び睡眠潜時、睡眠持続性、睡眠効率、睡眠障害、睡眠薬物使用スコアを比較すると、統計学的有意差はなかった(P>0.05)。WML群の患者の主観的睡眠の質、日中の機能の乱れ、ESSの採点はLI群より高かった(P<0.05)。(5)ピアソン相関分析は,主観的睡眠の質スコアがSIVD患者の視覚空間と実行機能スコアと負の相関を示し,BDIスコアと正の相関を示した(P<0.05)。日中の機能異常スコアとSIVD患者のMoCA総得点、視空間と実行機能の採点、遅延想起採点は負相関を呈し、BDI採点と正の関係を呈した(P<0.05)。ESSスコアはSIVD患者の遅延想起スコアと負に相関し,BDIスコアと正の相関があった(P<0.05)。結論:SIVD患者の睡眠の質は比較的悪く、主に主観的睡眠の質の低下、日中の機能の乱れと傾眠であり、その中のWML患者はLI患者より更に深刻であり、しかも主観的睡眠の質の降下、日中の機能の乱れ及び睡眠と認知機能の降下と抑うつは一定の関係がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】