抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地上の太陽放射が地球大気圏外の放射照度である太陽定数よりも大きい日があることを確認した。大気による吸収と散乱を考慮すると,この現象は異常値である。地上における太陽放射の増強効果を明らかにするために,東海大学の湘南キャンパスで測定された全天全放射照度,全天紫外-A(UV-A)および全天紫外-B(UV-B)照射を,同期全天画像を用いて評価した。低い層雲が太陽の周りに広がっているとき,全天総放射照度の増強効果が観察される。全天総放射照度は雲のない晴天条件より約36%大きくなった。この増強効果はまた,全天UV-Aと全天UV-B放射照度で観察される。しかし,全天UV-Aと全天UV-Bの増強効果比率は,全天総放射照度のそれより小さかった。この増強効果は下層雲と地面の間の多重反射により生じ,増強効果率は主に全天放射照度に対する直接放射照度の比に依存すると結論した。(翻訳著者抄録)