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J-GLOBAL ID：201802242212654917   整理番号：18A0412789

不確かさ評価ノート 第3回 分散分析の利用とF検定

著者 (1件)： 榎原研正 (産業技術総合研 計量標準総合セ 計量研修セ)
資料名： 計測標準と計量管理  (Measurement Standards and Metrology Management)
巻： 67  号： 4  ページ： 56-59  発行年： 2018年02月20日 
JST資料番号： F0771A  ISSN： 1880-1420  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・不確かさ評価で,分散分析を利用する際にF検定を行う必要が無いこと,あるいはむしろ行う必要が無い方が妥当であることについて解説。一般に実験計画法で分散分析を用いる場合,F検定で得られる結論は,測定者による違いはあるかもしれないが,そのように断定できる根拠が無い。不確かさの評価ではF検定自体を行わず,測定者によるばらつきを表す母分散の推定値を求め,不確かさの成分の一つとして考慮。
・F検定を行わずに求めた不確かさは安全側の評価になっていることを確認。
・世界的には不確かさ評価のための分散分析ではF検定を行わない現状を説明。

シソーラス用語： *不確実性 ,  *分散分析 ,  仮説検定 ,  分散【variance】 ,  実験計画法 ,  利用調査
準シソーラス用語： 不確かさ ,  *F検定 ,  ばらつき

分類 (1件)： 統計的品質管理  (KB04030W)

引用文献 (5件)：

• 産業技術総合研究所、AIST-ANOVA(unit.aist.go.jp/mcml/rg-mi/uncertainty/program.html).
• ISO, Guide to the expression of uncertainty in measurement, 2nd ed., International Organization for Standardization (1995).
• NMIJ不確かさクラブ編、不確かさ評価事例集II(産業技術総合研究所計測標準研究部門)、(2013)、p198.
• Levenson M. S., Banks D. L., Eberhardt K. R., Gill L. M., Guthrie W. F., Liu H. K., Vangel M. G., Yen J. H., Zhang N. F., J. Res. Natl. Inst. Stand. Technol., 105, 571-579 (2000).
• ISO/TS 21749:2005 Measurement uncertainty for metrological applications -- Repeated measurements and nested experiments(JIS Z 8404-2:2008¤測定の不確かさ-第2部:測定の不確かさの評価における繰返し測定及び枝分かれ実験の利用の指針).

タイトルに関連する用語 (5件)： 不確かさ ,  評価 ,  ノート ,  分散分析 ,  F検定