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J-GLOBAL ID：201802242213435232   整理番号：18A2020375

溶融池内の電磁力に及ぼすパルスアーク外周部の金属蒸気量の寄与

Contribution of Metal Vapor Mass at Periphery Part of Pulsed Arc to Electromagnetic Force in Weld Pool

著者 (4件)： 田中達朗 (東京都市大学 工学部電気電子工学科) ,  真栄田義史 (東京都市大学 工学部電気電子工学科) ,  山本真司 (東京都市大学 工学部電気電子工学科) ,  岩尾徹 (東京都市大学 工学部電気電子工学科)
資料名： 電気学会論文誌 A  (IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials)
巻： 138  号： 11  ページ： 562-569(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： S0808A  ISSN： 0385-4205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アーク溶接は,溶接後に高強度で安価であるために各種の溶接法で使用されてきた。しかし,溶接欠陥のために橋の崩壊などの事故が発生するという問題がある。溶接欠陥なしに低コストで高生産性の溶接が必要とされる。パルスTIG溶接は安価で高品質溶接が可能である。アノードから発生する鉄蒸気とアーク温度の過渡応答が生じるために溶け込みに寄与する電磁力は変化する。しかし,金属蒸気を用いたパルスTIG溶接の解析では,過渡現象と熱流束を伴うアノード近傍の金属蒸気濃度のみを解明した。それ故,制御因子による溶け込み深さの理論的解明は研究されていない。本論文では,溶融池内の電磁力に対するパルスアークの周辺部における金属蒸気量の寄与を解明した。その結果,周辺部の鉄蒸気量は周波数の増加とともに減少した。鉄蒸気は1サイクル以内に軸中心で停滞した。溶融池における溶け込み深さ方向への電磁力は軸中心で増加した。それ故,周辺部における金属蒸気質量は,軸中心における電磁力増加に重要な役割を果たす。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *計算機シミュレーション ,  *電磁流体力学 ,  電磁流体 ,  熱流力特性 ,  *パルスアーク溶接 ,  *金属蒸気 ,  *電磁力 ,  電流密度 ,  *溶融池 ,  外構 ,  TIG溶接
準シソーラス用語： 電磁流体シミュレーション ,  *電磁熱流体シミュレーション ,  金属蒸気量 ,  外周部 ,  熱流体

著者キーワード (10件)： 電磁-ショの電磁 ,  ハ ルス ,  金属 ,  電磁 ,  電流 ,  電磁熱流体シミュレーション ,  パルスアーク ,  金属蒸気質量 ,  電磁力 ,  電流密度

分類 (1件)： 溶接技術  (WC07030G)

引用文献 (17件)：

• (1) 中央労働災害防止協会編:アーク溶接等作業の安全(1994)
• (2) Y. Hirata: “Pulsed Arc Welding”, J. JWS., Vol. 71, No. 5, pp. 389-403 (2002) (in Japanese)
• 平田好則:「パルスアーク溶接」,溶接学誌,Vol. 71, No. 5, pp. 389-403 (2002)
• (3) J. Onuki, Y. Anazawa, M. Nihei, M. Katou, A. Onuma, and T. Funamoto: “Development of A New High-Frequency, High-Peak Current Power Source for High Constricted Arc Formation”, Jpn. J. Appl. Phys., Vol. 41, No. 9, pp. 5821-5826 (2002)
• (4) B. J. Qi, M. X. Yang, B. Q. Cong, and F. J. Liu: “The effect of arc behavior on weld geometry by high-frequency pulse GTAW process with 0Cr18Ni9Ti stainless steel”, Int. J. Advanced Manufacturing Technol., pp. 1545-1553 (2013)

タイトルに関連する用語 (6件)： 溶融池 ,  電磁力 ,  パルス ,  アーク ,  外周部 ,  金属蒸気