文献

J-GLOBAL ID：201802242294325164   整理番号：18A1201055

高速で回転するローラ周りの空気流れ解析

Air Flow Analysis around High-speed Rotating Roller

著者 (5件)： 松田啓佑 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  抜井軍光 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  澤田淳 (TMTマシナリー 技術本部) ,  八田潔 (石川工高専) ,  喜成年泰 (金沢大 理工研究域)
資料名： Journal of Textile Engineering  (Journal of Textile Engineering)
巻： 64  号： 3  ページ： 63-69  発行年： 2018年06月15日 
JST資料番号： L5665A  ISSN： 1346-8235  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 合成繊維糸の加工において,多くのローラが高速で回転する。回転子を回転させるための電力損失は,糸処理速度の増加に伴って,ますます大きくなっている。以前の研究では,回転する糸パッケージの電力消費は,空気流を制限するために,その周りにカバーを配置することによって,30%低減できる可能性を提言した。電力消費を節約するために空気流を制限することが重要である。現在,パーソナルコンピュータのハードウェアと計算流体力学(CFD)解析のソフトウェアの開発により,より複雑な流れを計算することが可能になっている。本研究では,単一延伸ローラ周りの空気流に焦点を当て,延伸ローラ周りの空気流を数値的に解析して,そのカバーの構造がそれらを回転させるための消費電力の低減に与える影響を明らかにする一連の研究の第一歩となった。実験的に測定した電力消費と対応する計算結果との比較により,本CFD解析の妥当性を確認した。CFD解析により,高速糸走行によって引き起こされる空気流を逃がすために,カバーにスリットがある場合でもカバーの省エネルギー効果があることを確認した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 計算流体力学 ,  流動解析 ,  空気流 ,  *消費電力 ,  数値解析 ,  高速度 ,  *カバー ,  合成繊維 ,  延伸 ,  ローラ ,  *紡績機 ,  計算機シミュレーション ,  流れ場 ,  解析モデル ,  境界条件
準シソーラス用語： CFD【流体力学】 ,  処理速度 ,  *省エネ効果 ,  電力損失

分類 (1件)： 紡績工程,紡績機械  (YM04020G)

引用文献 (7件)：

• [1] Shintaku S, Kinari T, Hatta K (1995) J Text Mach Soc Japan (predecessor journal of J Text Eng), 48, T145 - T152
• [2] Shintaku S, Iwaki N, Kinari T (1983) Sen’i Gakkaishi, 39, T432 - T437
• [3] Shintaku S, Oda J, Yamazaki H (1990) J Text Mach Soc Japan (predecessor journal of J Text Eng), 43, T1 - T9
• [4] Shintaku S, Oda J, Yamazaki H, Banba H (1990) J Text Mach Soc Japan (predecessor journal of J Text Eng), 43, T34 - T44
• [5] Shintaku S, Oda J, Yamazaki H, Banba H (1990) J Text Mach Soc Japan (predecessor journal of J Text Eng), 43, T68 - T77

タイトルに関連する用語 (3件)： ローラ ,  空気流れ ,  解析