陽電子消滅寿命分光法により評価した結晶Si太陽電池モジュールにおけるエチレン酢酸ビニル封止材の積層界面依存脱アセチル

HAGIHARA Hideaki; SATO Hiroaki; HARA Yukiko; JONAI Sachiko; MASUDA Atsushi

文献

J-GLOBAL ID：201802242368653553 整理番号：18A1790936

陽電子消滅寿命分光法により評価した結晶Si太陽電池モジュールにおけるエチレン酢酸ビニル封止材の積層界面依存脱アセチル

Lamination-interface-dependent deacetylation of ethylene vinyl acetate encapsulant in crystalline Si photovoltaic modules evaluated by positron annihilation lifetime spectroscopy

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資料名：
巻： 57 号： 8 ページ： 082301.1-082301.6 発行年： 2018年08月
JST資料番号： G0520B ISSN： 0021-4922 CODEN： JJAPB6 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

結晶シリコン太陽電池モジュール(PVモジュール)におけるポリエチレン-酢酸ビニル(EVA)封止材からの酢酸の発生を,陽電子消滅寿命分光法(PALS)による自由体積分析によって研究した。脱アセチルに起因する自由体積ホールのサイズの減少が,UV照射後のダンプ熱(DH)試験によりエージングしたモジュールに対して,EVA封止材の表面付近で明瞭に観察された。UV後DH試験における脱アセチルは,通常のDH試験におけるそれと比較してかなり大きかった。屋外で曝露された試料の自由体積ホールのサイズの深さプロフィルは,UV後DH試験で得られたものと非常に類似していることが明らかになった。このことは,加速された劣化試験および屋外曝露において,脱アセチルがEVAと他の成分との間の界面付近で促進されることを強く意味している。(翻訳著者抄録)

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太陽電池

引用文献 (34件)：

M. D. Kempe, Sol. Energy Mater. Sol. Cells 90, 2720 (2006).
M. D. Kempe, G. J. Jorgensen, K. M. Terwilliger, T. J. McMahon, C. E. Kennedy, and T. T. Borek, Sol. Energy Mater. Sol. Cells 91, 315 (2007).
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A. Masuda, S. Suzuki, Y. Hara, S. Sakamoto, and T. Doi, Proc. 29th European Photovoltaic Solar Energy Conf. Exhib., 2014, p. 2566.
A. Masuda and Y. Hara, Jpn. J. Appl. Phys. 57, 04FS06 (2018).

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