抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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理想的なガス法則の原理を用いて,毛細管内の圧力降下の測定に基づく簡単で安価で使用可能な毛細管粘度計について報告する。粘度は流動条件下での流体挙動の分子情報を提供する流体の重要な物理的性質である。しかし,測定粘度は一般的に比較的大きな流体体積試料を必要とし,市販粘度計で高価である。複雑さの異なるレベルでのマイクロ流体粘度計は小さな試料体積で異なる流速で流体を測定できるが,市販のマイクロ流体粘度計のコストは依然として高い。報告した毛細管粘度計は費用対効果が高く,少量の試料流体を使用し,種々のせん断速度下で粘度を測定することができる。Hagen-Poiseuille方程式によると,与えられた流速での毛細管内の層流の圧力降下は流体の粘度に比例する。密閉空気体積が毛細管の上流に接続されると,圧力降下は連結空気体積の変化により計算でき,それは連結毛細管内の空気-液体界面の閉鎖空気体積への変位変化により反映される。これらの原理に基づいて,粘度計を容易にアクセス可能な材料で組み立て,内部センサや広範なプログラミングを必要としなかった。水,アセトン,2%脂肪乳,グリセリン30%及びグリセリン40%を含む5種の液体について測定を行った。アセトンを除いて,測定した粘度と既知の粘度の間の差は4%以内であり,容易にアクセス可能な実験室材料の13%の不確実性誤差の範囲内で良く一致した。全体として,簡単な粘度計は低コスト材料で容易に組み立てられ,ポータブルで正確であり,高価な市販粘度計の代替案を提供した。最後に,単純な毛細管粘度計は,流体挙動を理解するためのK-12学生のための良いアウトリーチプロジェクトであった。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】