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J-GLOBAL ID:201802242654958807   整理番号:18A0308058

開港期の「神奈川港湾中」 -近世湊と海の空間史-

“BAY OF KANAGAWA” AROUND THE TIME OF THE OPENING OF THE INTERNATIONAL TRADING CITY OF YOKOHAMA Spatial study of the Japanese port city and its sea in the early modern period
著者 (1件):
資料名:
巻: 82  号: 742  ページ: 3251-3258(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: Y0894A  ISSN: 1340-4210  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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開港期の「神奈川港湾中」に関して,近世湊と海の空間史を考究した。神奈川湊の水域という空間論理を流通の中枢であった廻船問屋を軸に検討した。開港以前の湾廻船問屋の関係については,安永6年の争論がある。神奈川湊廻船問屋が自らの縄張りとして湾内の空間を主張した(鯛の生簀の置き場を示す杭打ちと仮杭の打直し)事件である。碇泊域としての海に接する形で誕生したのが横浜開港場であったが,既存の集荷圏である湾中に開港場を包摂しようとする廻船問屋が誘引した面も無視しえない。開港を契機とした廻船問屋自身の活動を評価すべきであって,幕末における神奈川湊の蓄積は廻船問屋の側からの物資流通への介入として積極的に開港場を支えた。他方,神奈川から対岸まで広がる一円的な空間「神奈川港湾中」は,外因としての開港場の設定や奉行・諸藩による地域再編を経て,安永期にみられた廻船問屋の潜在的な空間認識が幕末においてこそ顕在化,拡大された結果といえる。
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分類 (2件):
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都市計画の調査分析,分析手法  ,  港湾工学一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
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