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J-GLOBAL ID:201802242863992106   整理番号:18A0420977

変質した海洋地殻のケイ素同位体組成:マントル中のSi同位体不均一性との関係【Powered by NICT】

Silicon isotopic compositions of altered oceanic crust: Implications for Si isotope heterogeneity in the mantle
著者 (5件):
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巻: 479  ページ: 1-9  発行年: 2018年 
JST資料番号: A0081A  ISSN: 0009-2541  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,海洋地殻の低温海水および/または高温熱水変質過程中のSi同位体の挙動を調べるために,IODPサイト1256,東太平洋海膨から回収された変質海洋地殻のSi同位体組成を報告した。玄武岩と斑れい岩を含む,これらの試料を種々の温度と水/岩石比における海水及び熱水流体によって変化した。これらの試料のδ~30Siは 0.38‰から 0.27‰の範囲にあり,平均δ~30Si= 0.32±0.06‰(2SD, N=50)の変化の深さと範囲にかかわらず。変質海洋地殻のδ~30Siの値は,全地球の新鮮なMORBの以前の推定値( 0.27±0.06‰,2SD,Savage.,2014)と一般的に一致し,低温海水変質または高温熱水変質のいずれかが変質海洋地殻の全岩スケールで分解可能なSi同位体分別を生じないことを示唆した。変質海洋地殻は,沈み込み中または対流マントルにおける部分溶融し得なかったことから,メルト間のSi同位体分別と変質海洋地殻の残留鉱物を推定した。著者らの計算は,Si同位体はざくろ石と単斜輝石中の富化したメルトと残基間の分別が可能であることを示した。バルク変質海洋地殻はマントルSi同位体シグネチャを持っているが,リサイクル変質海洋地殻の残留固形物は軽いSi同位体に富むでき,融液が重いSi同位体に濃縮された。これは沈み込んだ海洋地殻の融解とリサイクルは対流マントル,低δ~30Siと海洋島玄武岩の源に寄与するにおける不均一なSi同位体組成を生成することができることを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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同位体地質学 

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