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J-GLOBAL ID:201802242898317584   整理番号:18A0266015

エモジンは塩素チャンネルを標的とすることにより上咽頭癌細胞を抑制する【Powered by NICT】

Emodin suppresses the nasopharyngeal carcinoma cells by targeting the chloride channels
著者 (9件):
資料名:
巻: 90  ページ: 615-625  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0845C  ISSN: 0753-3322  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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エモジンは,Rheum palmatumから単離された天然アントラキノン誘導体である。最近の研究は,エモジンは,異なる種類のヒト癌細胞株で抗癌活性を持つことを示した。しかし,基礎となる機構は非常によく研究されていない。我々の以前の研究は,塩素チャンネルは,抗癌薬の重要な標的であることを示した。それ故,本研究の目的は,エモジンの抗癌活性に関与する塩素チャンネルの役割を検討することを目的とした。あまり分化していないヒト鼻咽頭癌細胞(CNE 2Z)と正常鼻咽頭上皮細胞(NP69 SV40T)の増殖,細胞周期停止およびアポトーシスは3-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2,5-ジフェニルテトラゾールイウムブロミド(MTT)及びフローサイトメトリーにより検出された。成績によってエモジンはNP69SV40T細胞よりも有意にCNE2Z細胞増殖を阻害し,CNE2Z細胞において細胞周期停止とアポトーシスを誘導したNP69SV40T細胞ではないことを示した。塩素チャンネル遮断薬5-ニトロ-2-(3-フェニルプロペイルアミノ)-ベンゾアート(NPPB)またはタモキシフェンは両エモジンによって誘発されるCNE2Z細胞のアポトーシスを防ぐことができる。光学顕微鏡と原子間力顕微鏡(A FM)は,エモジンがCNE2Z細胞および塩素チャンネル遮断薬により阻害されアポトーシス性細胞容積減少(AVD)と超微細構造変化を誘導することを示した。これらのデータは,エモジンによって誘発されるアポトーシスからCNE2Z細胞を防止するための塩素チャンネルのさらなる証拠となる可能性がある。全細胞パッチクランプ研究はまた,エモジンはCNE2Z細胞NP69SV40T細胞ではなくにおける塩素チャンネルを活性化することができることを示した。活性化塩素電流も塩素チャンネル遮断薬塩素チャネルはCNE2Z細胞におけるその抗腫瘍効率を発揮するエモジンの潜在的標的分子であることを示しているにより阻害された。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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細胞生理一般 
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