抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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理科教育はわが国とっては重要な教育タスクであり,高専としても小中学生の理科教育に対する寄与が必要となる。本論文では,ジョンソンの立体を題材とした小学生向けの公開講座を開催し,理科教育のみならず「算数」や「図工」の要素も含んだものづくり教育を試みた事例を紹介する。ジョンソンの立体とは二種類以上の正多角形で構成された正凸多面体の一種であり,正多面体(プラトンの立体)や半正多面体(アルキメデスの立体)に比べて珍しく,教材として取り上げた例が少ないのが特徴である。本公開講座においてはその中で小学生でも工作が容易な二種類を選定し教材とした。参加者は小1~小6まで多岐にわたったが,いずれの学年でも楽しく工作しながら立体図形を理解できたと考える。また,アンケート結果においても概ね良好な結果が得られ,参加者の理科,算数,図工に対する関心度が判明した。(著者抄録)