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J-GLOBAL ID:201802243017974422   整理番号:18A1292614

トリプルネガティブ乳癌異種移植腫瘍におけるバイオマーカーとしての核インスリン様成長因子結合蛋白質-3:標的療法の効果と化学療法との比較【JST・京大機械翻訳】

Nuclear Insulin-Like Growth Factor Binding Protein-3 As a Biomarker in Triple-Negative Breast Cancer Xenograft Tumors: Effect of Targeted Therapy and Comparison With Chemotherapy
著者 (3件):
資料名:
巻:ページ: 120  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7068A  ISSN: 1664-2392  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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三重陰性乳癌(TNBC)は,典型的には他の乳癌サブタイプより悪い結果を示すが,一部は承認された治療標的または予後マーカーの欠如によるものである。著者らは以前に,上皮成長因子結合蛋白質-3(IGFBP-3)により開始される基底様TNBC細胞における発癌経路について述べた。その中で,上皮成長因子受容体(EGFR)はスフィンゴシンキナーゼ(SphK)-1活性化から生じるスフィンゴシン-1-リン酸(S1P)によりトランス活性化される。発癌性IGFBP-3シグナル伝達は,S1P受容体調節因子とSphK阻害剤,フィンガおよびEGFRキナーゼ阻害剤,ゲフィチニブ(F+G)との併用処理により標的化できる。しかしながら,この治療と化学療法との相互作用は報告されていない。いくつかのTNBC腫瘍におけるIGFBP-3の核局在を観察したので,本研究はF+Gとドキソルビシンで処理した基底様TNBCの前臨床モデルにおける核IGFBP-3の予後的意義を評価することを目的とした。同所性異種移植腫瘍を,ヒト基底様TNBC細胞株MDA-MB-468およびHCC1806からヌードマウスにおいて増殖させ,ゲフィチニブ,25mg/Kg,+フィンガ,5mg/Kg,3回毎週処理した。いくつかの研究では,ドキソルビシンも週1回6週間投与した。腫瘍組織蛋白質を免疫組織化学(IHC)により定量した。ドキソルビシンとF+Gの間の相互作用も,in vitroでの増殖アッセイで検討した。両腫瘍モデルにおいて,IGFBP-3の組織染色は主に核であった。F+Gの併用は,マウス生存を有意に強化し,核IGFBP-3およびKi67染色を減少させ,アポトーシス(切断カスパーゼ-3)染色を増加させた。Kaplan-Meier生存分析は,高いKi67スコアのような高い腫瘍IGFBP-3IHCスコア(>中央値)がより短い生存時間と有意に関連していたが,高いアポトーシススコアは生存期間の延長と関連していることを示した。両細胞系においてin vitroで検討したところ,低用量のドキソルビシンは低用量F+G併用の細胞静止効果を強く増強した。しかし,in vivoモデルにおいて,最大耐容用量のドキソルビシンは単独投与で腫瘍増殖を阻害せず,F+Gの有意な阻害効果を増強しなかった。ドキソルビシンは,その用量制限毒性が克服できない限り,F+Gの阻害効果に対する利点を追加しないと結論した。核IGFBP-3はTNBCにおける予後マーカーとしての可能性を有し,臨床的有用性を評価することができると思われる。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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腫ようの化学・生化学・病理学 
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