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J-GLOBAL ID：201802243446218437   整理番号：18A1927028

微細金型加工技術の高度化に関する研究-左ねじれ工具のすくい角が切りくず排出性に及ぼす影響-

著者 (5件)： 今田琢巳 (滋賀県工技総セ) ,  小川圭二 (龍谷大) ,  中川平三郎 (中川加工技術研) ,  木野晴喜 (三菱日立ツール) ,  藤井利徳 (東北部工業技術セ)
資料名： 滋賀県工業技術総合センター業務報告  (滋賀県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場業務報告)
号： 32  ページ： 85-88  発行年： 2018年10月 
JST資料番号： X0895B  ISSN： 1343-8417  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 微細金型の高精度化や工具寿命の向上等を目的に,直径0.5mmのマイクロエンドミルを用いた,金型焼入れ鋼の加工技術の高度化に取り組んでいる。一般的な右ねじれ工具(右刃)は,比較的強度が低い底刃で切込みを開始するため,切削初期に損傷しやすく,加工精度が悪化する問題があった。そこで,ねじれ方向を左ねじれに変更した左ねじれ工具(右刃)を試作し検討を進めている。左ねじれ工具は刃元側から切削を開始するため,加工精度も良好で,また,バリレス加工が可能であるため仕上げ用工具として有効であるが,切りくずが底刃で連れ回り,工具が大きく損傷する課題があった。本報では,左ねじれ工具の切りくず排出性を改善するため,左ねじれ工具のすくい角を変更し切りくず排出性への影響を検討した結果,すくい角を鈍角化することにより,切りくずの排出方向が上向きに変化し,切りくず排出性を向上させる効果が得られた。(著者抄録)

シソーラス用語： *金型 ,  *エンドミル ,  *マイクロマシニング ,  焼入鋼 ,  切り屑 ,  *切り屑処理 ,  工作精度 ,  *鈍角 ,  エンドミル加工 ,  マシニングセンタ
準シソーラス用語： 高度化 ,  *マイクロエンドミル ,  ねじれ角 ,  左ねじれ ,  *すくい角

分類 (1件)： フライス加工  (QC02030R)

引用文献 (9件)：

• 西村智史ほか: 極小径エンドミルの摩耗機構、 2010年度精密工学会春季大会学術講演会公演論文集、 (2010) 235
• 今田琢巳ほか: 極小径エンドミル加工における側面切削現象、 2012年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集、 (2012) 153
• 今田琢巳ほか: 極小径エンドミル加工における側面切削現象、 2012年度精密工学会秋季大会学術講演会講演論文集、 (2012) 161
• H. Kino, K. Ogawa, H. Nakagawa, H. Kojima and T. Imada: A Fundamental study of cutting phenome na in the micro-end-milling process: In case of the side milling operation , Procs. of ICPMT (2012),187
• 今田琢巳ほか: 極小径エンドミル加工における側面切削現象、 2013年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集、 (2013) 441

タイトルに関連する用語 (7件)： 微細金型 ,  高度化 ,  研究 ,  ねじれ ,  工具 ,  すくい角 ,  切りくず排出