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J-GLOBAL ID:201802243581171857   整理番号:18A0402229

Eulophia macrobulbon その根抽出物による有意な抗炎症および抗酸化効果と抗発癌ポテンシャルを持つラン【Powered by NICT】

Eulophia macrobulbon - an orchid with significant anti-inflammatory and antioxidant effect and anticancerogenic potential exerted by its root extract
著者 (7件):
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巻: 24  ページ: 157-165  発行年: 2017年 
JST資料番号: W1767A  ISSN: 0944-7113  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ラン科ファミリーは顕花植物の最大ファミリーの一つである。ランは伝統的な漢方薬に用い,催淫,antisepic,抗菌,抗癌薬などとして広く用いられている。本研究はin vitroにおけるEulophia macrobulbon根(EME)の50%エタノール抽出物の抗炎症,抗酸化および細胞毒性の可能性,南アジアに生育するランを検討した。さらに,主要活性化合物が単離され,単一成分の生物活性を決定した。EMEとその化合物の抗炎症活性は,プロおよび抗炎症性サイトカインの分泌及びリポ多糖類(LPS)刺激マクロファージモデルにおける誘導型一酸化窒素シンターゼ(iNOS)の発現により評価した,酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)とウェスタンブロットにより測定された。酸化防止活性はDPPH(2,2-ジフェニル-1-ピクリル-ヒドラジル-水和物)光度測定法を用いて評価した。細胞毒性効果は,比色3-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2,5-ジフェニルテトラゾールイウムブロミド(MTT)アッセイを用いて測定した。EMEとその化合物は,炎症誘発性サイトカインインターロイキン6(IL 6)と腫瘍壊死因子α(TNF α)の産生,iNOSの発現を有意に減少させ,続いてLPSで刺激されたマクロファージにおける抗炎症性サイトカインインターロイキン10(IL 10)の産生を増加した。さらに,EMEであるラジカルスカベンジャーに富んでいることを実証することができた。,EME,およびその構成要素はヒト子宮頚部腺癌細胞系H eLa,ヒト結腸直腸腺癌細胞株CaCo-2とヒト乳腺癌細胞株MCF-7に顕著な細胞毒性効果を示した。最も活性な成分は4-メトキシ-9,10-ジヒドロ-2,7-フェナントレンジオール(8),4-メトキシ-2,7-フェナントレンジオール(9),1,5-ジメトキシ-2,7-フェナントレンジオール(10),1,5,7-トリメトキシ-2,6-フェナントレンジオール(11),1-(4-ヒドロキシベンジル)-4,8-ジメトキシ-2,7-フェナントレンジオール(15)として同定された。このデータに基づいて,EMEは種々の有益な抗炎症,抗酸化および細胞毒性特性を提供し,医薬品や食品産業におけるハーブ治療薬として使用されるかもしれない。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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消炎薬の基礎研究  ,  植物の生化学 

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