抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大規模分子動力学シミュレーションを用いて,自己推進を示す加熱Janus粒子の配向動力学を研究した。コロイドと溶媒との微視的相互作用における非対称性を,球の二つの半分に対する異なる濡れパラメータを選択することにより実行した。この選択は,球の2つの半分の固体-流体境界を横切る異なる微視的Kapitza抵抗をもたらし,その結果,温度の勾配が球の極を横切って生成される。それは,対称軸の方向に沿って自己推進をもたらすこの自己生成温度勾配である。本論文では,このような系の配向動力学と,それに続く加熱Janusコロイドの並進拡散率の遅い時間における増強を調べた。対称軸の配向相関をシミュレーションから測定し,回転拡散定数への直接アクセスを与えた。加熱はコロイドの回転拡散率の増加をもたらす。著者らは,Janus球の極を横切る温度差δT≡T(R,0)-T(R,π)に対する回転拡散D_rの増加を定量化し,また,周囲流体からの平均表面温度差ΔT≡T(R)-T(∞)を定量化した。回転拡散は溶媒中の完全な流れ場により決定されるので,δTに対するD_rの比較は誤り,ΔTに対して比較するとより良く定量化されることを示した。後の定量化は,微視的相互作用の異なる選択に対するデータ崩壊をもたらす。平均推進速度も濡れパラメータの異なる選択に対して測定した。自己推進の方向性は微視的相互作用に依存して変化する。コロイドと溶媒との引力相互作用がスイッチされると,電気泳動移動度が変化することを示した。さらに,推進速度は,ある閾値以下の加熱ではゼロである。これは,変位ベクトルΔr(t)≡r(t)-r(0)と対称軸の間の角度の確率分布によっても確証される。最後に,測定した推進速度と回転拡散時間τ_r=1/2D_rを組み合わせて,粒子の長時間拡散係数の増強を推定した。Copyright 2018 AIP Publishing LLC All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】