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J-GLOBAL ID：201802243614099060   整理番号：18A1845131

「家畜生産が原因の温暖負荷を再評価。ふん尿起源排出は削減できます」~実際に測定し,想定より大きくない負荷,削減可能性が確認されました~

著者 (1件)： 長田隆 (農業・食品産業技術総合研究機構)
資料名： 畜産技術  (Livestock Technology)
号： 761  ページ： 15-19  発行年： 2018年10月01日 
JST資料番号： Y0328A  ISSN： 0389-1348  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・温室効果ガスの主役であるCO₂排出のみでなく,CH₄とN₂Oについても抑制が急務。
・FAOの報告からCO₂排出の9%,メタンガス排出の37%,N₂O65%が家畜生産に由来。
・家畜排せつ物からの排出は畜産業全体の約半分で,養豚排水浄化処理施設,乳用牛排水浄化処理施設からの実測平均でCH₄排出係数は0.91,0.3,N₂O2.87,2.87。
・実測することで排出係数は過大に見積もられていたと判明,現状の
・正確な値は環境負荷をより少なくした日本の家畜生産体系の開発のみならずアジア諸国の温室効果ガスインベントリ改善にも貢献が期待。

シソーラス用語： *生産 ,  地球温暖化 ,  環境影響 ,  家畜糞尿処理 ,  環境アセスメント ,  係数 ,  *温室効果ガス ,  メタンガス ,  温室効果ガス排出量
準シソーラス用語： *家畜生産 ,  排出係数 ,  環境影響評価 ,  N2O排出

分類 (2件)： 環境問題  (SA01020V) ,  家畜の飼養一般  (FD02010N)

引用文献 (12件)：

• Osada, T., Shiraishi, M., Hasegawa, T. et al. Front. Environ. Sci. Eng. (2017) 11: 10. https://doi.org/10.1007/s11783-017-0933-7
• 白石誠,長田隆,水木剛,&高取健治.(2017).牛舎排水浄化処理施設から発生する温室効果ガス.日本畜産学会報,88(4),479-490.
• FAO (2009) : The State of Food and Agriculture 2009, Food and Agriculture Organization of the United Nations.
• 農林水産省生産局畜産部畜産企画課(2009)「家畜排せつ物処理状況調査結果」
• 福本泰之ら(2006)農研機構HP 亜硝酸酸化細菌の添加による家畜排泄物堆肥化過程でのN2O発生制御 http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nilgs/2006/nilgs06-05.html

タイトルに関連する用語 (7件)： 家畜 ,  原因 ,  再評価 ,  ふん尿 ,  起源 ,  想定 ,  可能性