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J-GLOBAL ID:201802243617484290   整理番号:18A0183177

マウス大腿骨折モデルにおけるStaphylococcus epidermidisおよびStaphylococcus aureus感染症に対する骨折の安定性の影響

INFLUENCE OF FRACTURE STABILITY ON STAPHYLOCOCCUS EPIDERMIDIS AND STAPHYLOCOCCUS AUREUS INFECTION IN A MURINE FEMORAL FRACTURE MODEL
著者 (10件):
資料名:
巻: 34  ページ: 321-340 (WEB ONLY)  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7026A  ISSN: 1473-2262  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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骨折関連感染症(FRI)は,外科的に固定された骨折における主要な合併症である。固定後の骨折の不安定性は,感染の危険因子と考えられる。しかしながら,この考えを確認する実験データはほとんどない。安定した骨折がより高い感染排除をもたらすかどうかを調べるために,マウスの大腿骨骨切開術を安定または不安定固定のいずれかで固定し,外科的部位をStaphylococcus epidermidis(S.epidermidis)またはStaphylococcus aureus(S.aureus)の臨床分離株で汚染した。感染の進行は,定量的細菌学,脾臓およびリンパ節における総細胞数および組織学的分析によって異なる時点で評価した。手術した非接種マウスを対照として使用した。結果に異なる宿主のバックグラウンドの影響を調べるために,2つの近交系マウス系統(C57BL/6およびBALB/c)を実験に含めた。安定した固定は,不安定な固定と比較して,C57BL/6マウスのより高い割合がS.epidermidisの接種を除去することを可能にした。BALB/cマウスでは,固定タイプに関連する差異は観察されなかった。S.aureusによる接種は,両方のマウス株において,安定した骨折および不安定な骨折の両方に対してより重度の感染をもたらした。しかしながら,ねじの周りに著しい骨溶解が起こり,安定した群は機能的に不安定になった。著者らの結果は,宿主因子もまた役割を果たすが,骨折の安定性がS.epidermidis感染に影響を及ぼす可能性があることを示唆した。S.aureusを使用した場合には,感染がより重篤で骨溶解および安定性の喪失につながるため,両群で差は認められなかった。観察された相違の根底にある生物学的特徴に対処するために,さらなる研究が必要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
骨格系  ,  運動器系の基礎医学  ,  感染症・寄生虫症一般 

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