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J-GLOBAL ID:201802243635922166   整理番号:18A1139601

自己免疫萎縮性胃炎,十二指腸潰瘍および胃癌患者のHelicobacter pylori株を特徴づける蛋白質署名【JST・京大機械翻訳】

Protein signature characterizing Helicobacter pylori strains of patients with autoimmune atrophic gastritis, duodenal ulcer and gastric cancer
著者 (10件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 22  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7324A  ISSN: 1750-9378  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:Helicobacter pylori(H.pylori)は,自己免疫性萎縮性胃炎(AAG),十二指腸潰瘍(DU)および胃癌(GC)の病因における重要な因子である。本研究の目的は,AAG,DUまたはGCのいずれかによって影響を受けた患者の胃生検から分離されたH.pyloriの示差蛋白質発現を特性化することであった。【方法】H.pylori株を胃疾患患者の胃からの内視鏡生検から分離した。H.pyloriの蛋白質プロファイルを,有意に異なるスポット(Student t-検定,p<0.05)の同定のために,質量分析(MS)と結合したゲル電気泳動(2D-DIGE)の二次元差により比較した。【結果】合計47の差次的に発現したスポットが,DUまたはAAG疾患の患者から分離されたH.pyloriとGC患者から分離されたそれらの間で見つかった(Anova<0.05,log fold>1.5)。これらのスポットは35のユニークな蛋白質に対応した。7つの蛋白質スポットの同一性を,一次元電気泳動および切除したゲル部分のMS/MS分析後に検証した。DU患者から分離されたH.pyloriにおいて,抗酸化活性を有する蛋白質の有意な増加(ArOQ,ASPA,FLDA,Icd,OorA及びScoB)が,高い酸環境(KatA及びNapA)に対抗する蛋白質のより高い含量と共に出現した。AAG患者蛋白質から分離されたH.pyloriにおいて,有機物代謝過程を通して水素濃度を中和することは,減少した(GroL,TrxBおよびTuf)。さらに,細菌運動性(flhA)の減少は,AAG-H.pylori分離株と関連していることが分かった。GC-H.pylori株において,DNAおよび蛋白質関連プロセスのより高い要求に関与する可能性のある核酸結合蛋白質(例えばDnaG,Tuf,RpoA,RplU)の増加が見出された。【結論】著者らのデータは,AAG,DUまたはGCのどちらかから分離されたH.pyloriの間で識別される特異的蛋白質シグネチャの存在を示唆する。DIGEによって評価された蛋白質発現プロファイルの変化は,異なるH.pylori関連胃疾患に関連する分子シナリオの一部を解読することに成功した。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
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感染症・寄生虫症一般  ,  消化器の疾患 
引用文献 (52件):
  • Naumann M, Sokolova O, Tegtmeyer N, Backert S. Helicobacter pylori: A paradigm pathogen for subverting host cell signal transmission. Trends Microbiol. 2017. pii: S0966-842X(16)30197-4. doi:10.1016/j.tim.2016.12.004. [Epub ahead of print]
  • Clin Microbiol Infect; Helicobacter pylori infection and gastric carcinoma; F Mégraud, E Bessède, C Varon; 21; 11; 2015; 984-90; 10.1016/j.cmi.2015.06.004; CR2;
  • World J Gastrointest Pathophysiol; Helicobacter pylori and neurological diseases: Married by the laws of inflammation; L Alvarez-Arellano, C Maldonado-Bernal; 5; 4; 2014; 400-4; 10.4291/wjgp.v5.i4.400; CR3;
  • World J Gastroenterol; Helicobacter pylori and skin autoimmune diseases; E Magen, JS Delgado; 20; 6; 2014; 1510-6; 10.3748/wjg.v20.i6.1510; CR4;
  • Cancer Lett; Helicobacter pylori in the pathogenesis of gastric cancer and gastric lymphoma; SS Kim, VE Ruiz, JD Carroll, SF Moss; 305; 2; 2011; 228-38; 10.1016/j.canlet.2010.07.014; CR5;
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