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J-GLOBAL ID：201802243695708660   整理番号：18A1110322

チベット高原北東部,青海湖からの炭酸塩濃度と酸素同位体記録の再評価【JST・京大機械翻訳】

Reevaluation of carbonate concentration and oxygen isotope records from Lake Qinghai, the northeastern Tibetan Plateau

著者 (9件)： Liu Weiguo (State Key Laboratory of Loess and Quaternary Geology, Institute of Earth Environment, Chinese Academy of Sciences, Xi’an 710061, China) ,  Liu Weiguo (University of Chinese Academy of Sciences, Beijing 100049, China) ,  Zhang Pengjia (State Key Laboratory of Loess and Quaternary Geology, Institute of Earth Environment, Chinese Academy of Sciences, Xi’an 710061, China) ,  Zhang Pengjia (University of Chinese Academy of Sciences, Beijing 100049, China) ,  Zhao Cheng (State Key Laboratory of Lake Science and Environment, Nanjing Institute of Geography and Limnology, Chinese Academy of Sciences, Nanjing 210008, China) ,  Wang Huanye (State Key Laboratory of Loess and Quaternary Geology, Institute of Earth Environment, Chinese Academy of Sciences, Xi’an 710061, China) ,  An Zhisheng (State Key Laboratory of Loess and Quaternary Geology, Institute of Earth Environment, Chinese Academy of Sciences, Xi’an 710061, China) ,  Liu Hu (State Key Laboratory of Loess and Quaternary Geology, Institute of Earth Environment, Chinese Academy of Sciences, Xi’an 710061, China) ,  Liu Hu (University of Chinese Academy of Sciences, Beijing 100049, China)
資料名： Quaternary International  (Quaternary International)
巻： 482  ページ： 122-130  発行年： 2018年 
JST資料番号： T0885A  ISSN： 1040-6182  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 青海湖はチベット高原の最大の湖であり,地球環境変化を研究するための重要なサイトの1つである。過去30年にわたって,多くの研究は,湖からの自生炭酸塩の酸素同位体を,高原における過去の環境および気候変化を推論するための代理として用いてきた。しかしながら,同位体データの解釈とそれらの環境的意味に関する議論は,依然として,湖内の炭酸塩鉱物に対する複雑な乾燥環境設定と複数の供給源/種により,依然として存在している。本研究では,最近の湖沼堆積物と周辺土壌から採取された異なるタイプの炭酸塩のδ18O値を系統的に分析し,Last氷河極大からのバルク/微粒子炭酸塩のダウンコアδ18O値と同様に周辺土壌からの微粒子(<63μm)炭酸塩鉱物を系統的に分析した。過去に報告された貝虫殻からのδ18O記録と共に,湖の炭酸塩δ18Oデータの変動の制御因子を再評価し,Last氷河極大期以降の北東チベット高原の環境変化を推定することを試みた。著者らの結果は,湖の深さまたは水塊の大きさが,湖沼水と炭酸塩δ18O値に影響する重要な因子であることを示している。浅くて小さい湖は,青海省湖における負の値によって特徴付けられる降水δ18Oによって,より容易に影響される。一方,深くて大規模な湖は,降水-蒸発バランスのような環境変化を反映するためにより良い。「湖体積」効果は,初期完新世における負の炭酸塩δ18O値に対する説明である可能性があり,それは,小さくて浅い水塊の下での降水と氷河の融解水における負のδ18O値の増加した影響によって引き起こされた可能性がある。貝虫殻とバルク炭酸塩のδ18O値は,それらの両方が湖水の酸素同位体組成によって支配されるので,類似の変化を示すが,それらは依然として明確な地球化学的情報を持っている。貝虫とバルク炭酸塩の間の同位体差は,おそらく湖水の表面と底の間の温度差を反映している。さらに,蒸発誘起炭酸塩のδ18O値は炭酸塩含有量と相関する可能性があり,一方,Chara encrustationのδ18O値は炭酸塩含有量との相関を示さない。著者らの結果は,乾燥環境における過去の水文学的および気候変動を推論するために,自生炭酸塩の湖のδ18O値を用いるとき,特別な注意が必要であることを示唆する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 気候変動 ,  湖沼水 ,  水文学 ,  *酸素同位体 ,  湖沼堆積物 ,  地球 ,  *高原 ,  微粒子 ,  氷河 ,  水塊 ,  降水 ,  *炭酸塩 ,  蒸発
準シソーラス用語： *湖 ,  *チベット高原 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 炭酸塩 ,  酸素同位体 ,  最終氷期極大 ,  青海湖 ,  北東チベット高原

分類 (2件)： 堆積学一般  (DE05010J) ,  第四紀  (DE02070C)

タイトルに関連する用語 (6件)： チベット高原 ,  青海湖 ,  炭酸 ,  塩濃度 ,  酸素同位体 ,  評価