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J-GLOBAL ID：201802243958805093   整理番号：18A1599119

凍結防止剤散布作業時におけるオペレータの注視点に関する研究

Study on Operator’s Gaze Point during Anti-freezing Agent Spreading

著者 (2件)： 徳永ロベルト (土木研 寒地土木研) ,  佐藤賢治 (土木研 寒地土木研)
資料名： 寒地土木技術研究  (Monthly Report. Civil Engineering Research Institute for Cold Region)
号： 783  ページ： 8-16  発行年： 2018年08月10日 
JST資料番号： G0057A  ISSN： 2432-2652  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道のような積雪寒冷地の道路を所管する道路管理者および維持作業従事者は,冬期の路面管理を効率的に行うため,凍結が発生しやすい区間を対象とし,その時の路面状況に応じて凍結防止剤を散布している。そのため,現地での凍結防止剤散布を担うオペレータ(以下,オペ)の路面状況の判断および散布操作は非常に重要である。しかしながら,近年は我が国の人口の高齢化に伴い,散布作業に従事している熟練オペの高齢化や離職が急速に進み,新たなオペの確保・育成が困難になっている。近年では凍結防止剤散布作業にICTの活用や自動化が試行されるなど,現地オペの判断・操作を支援する技術の開発が進められている。しかし,導入コストが高い等の理由もあり,普及が進んでいるとは言い難い。また,これらの技術がオペの散布作業判断・操作の技量にどのような効果をもたらすのかを人間工学的に評価した研究例は見受けられない。本研究では,オペの熟練度および路面状態の情報提供の有無・種別(情報なし・音声のみ・画像のみ・音声+画像)が路面状態の認知・判断,散布操作および注視点にもたらす影響を被験者実験で調べた。本報では,オペの注視点データの分析結果から得られた新たな知見について述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *凍結防止剤 ,  *散布 ,  *オペレータ ,  点 ,  端末装置 ,  道路 ,  維持管理
準シソーラス用語： 注視点 ,  情報端末

分類 (2件)： 道路の維持修繕  (RC08050E) ,  雪氷学  (DC08000N)

引用文献 (5件)：

• 国土交通省北海道開発局: 平成29年度・頻発する暴風雪を踏まえた今冬の取組について、 http://www.hkd.mlit.go.jp/ky/statement/splaat0000011cnk-att/splaat0000011ctt.pdf (平成29年10月確認).
• 国土交通省: 冬期道路交通の確保のあり方に関する検討委員会提言、 持続的な冬期道路交通確保をめざして~連携と協働~、 pp.25-26. http://www.mlit.go.jp/common/000997537.pdf (平成25年5月確認).
• 徳永ロベルト、佐藤賢治、高橋尚人、石田樹: 凍結防止剤散布の現地作業判断支援技術に関する研究、 寒地土木研究所月報第759号、 pp.21-30、 平成28年8月.
• 青木和夫: ISO/TC159におけるメンタルワークロードの概念と定義および設計の指針、 人間工学、 Vol.29、 No.6 (93)、 pp.339-342、 平成5年9月.
• Tobii Pro: 目は口ほどに物を言う、 https://www.tobiipro.com/ja/ (平成29年10月確認).

タイトルに関連する用語 (5件)： 凍結防止剤 ,  散布作業 ,  オペレータ ,  注視点 ,  研究