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J-GLOBAL ID:201802244120966299   整理番号:18A1333664

阿蘇山,中岳クレータにおける火山灰噴火時の塩類の殻の降下:噴気孔周辺の地下熱水系の証拠

Salt shell fallout during the ash eruption at the Nakadake crater, Aso volcano, Japan: evidence of an underground hydrothermal system surrounding the erupting vent
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資料名:
巻: 70  号: Mar  ページ: 70:46 (WEB ONLY)  発行年: 2018年03月 
JST資料番号: U0519A  ISSN: 1880-5981  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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阿蘇山の中岳噴火口には熱い酸性の火口湖がある。火口湖における水の体積は活動の増加とともに減少し,マグマ噴出以前に枯渇する。様々な形状の塩分に富む物質が観察され,活動期の噴煙柱から降下して来る。2011年5月には,酸性の火口湖が殆ど枯渇した時に,強い噴気孔から放出されたガス柱から塩類フレークが落下してきた。これら塩類フレークの化学組成は火口湖水の枯渇により形成された塩類の化学組成と類似しており,それらが火口湖水に由来することを示唆している。塩類フレークは噴気孔のガスジェットによって噴火柱中へ噴霧された火口湖水の水滴の乾燥によって形成された可能性がある。2014年後半に,火口湖が完全に枯渇し,続いて連続的な火山灰噴火と断続的なストロンボリ噴火を伴うマグマ噴火があった。弱い火山灰噴火の期間と直後の幾つかの機会に,球状の中空の塩類の殻が観察された。塩類の殻の化学組成は火口湖水の乾燥によって形成された塩類に類似していた。殻の中空構造は,それらが噴火柱のガスと火山灰の混合流によって懸濁された熱水溶液滴の加熱によって形成されたことを示唆している。塩類の殻は,マグマ噴火の過程においてさえ,火口底の下に熱水系の存在を示唆している。マグマ-熱水界面の不安定性は,この火山の噴火期間の終焉時にしばしば発生しているマグマ水蒸気爆発の原因である可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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火山地質学一般 

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