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J-GLOBAL ID：201802244158009038   整理番号：18A1339475

ミナミメダカの突進速度に関する実験

Burst Swimming Speed of Japanese Minami Medaka (Oryzias latipes)

著者 (5件)： 泉完 (弘前大学農学生命科学部) ,  清水秀成 (弘前大学大学院農学生命科学研究科) ,  東信行 (弘前大学農学生命科学部) ,  丸居篤 (弘前大学農学生命科学部) ,  矢田谷健一 (株式会社建設技術研究所東北支社)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
巻： 86  号： 1  ページ： II_1-II_7(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水田魚道を含む生態系に配慮した水路の設計に資するメダカの遊泳能力を明らかにすることを目的として,ミナミメダカの突進速度に関する実験を屋外で実施した.その結果,体長2cm台のメダカについて,1)突進遊泳速度は33cm・s^-1(管内代表流速17cm・s^-1)~58cm・s^-1(管内代表流速32cm・s^-1)で,平均体長の14~24倍・s^-1に相当した.2)メダカは突進遊泳を繰り返して前進し,突進遊泳区間の瞬間遊泳速度の平均値は,突進遊泳速度の1.03倍でほぼ同じであることがわかった.また,瞬間遊泳速度で約5cmずつ前進することがわかった.3)管内代表流速が20~30cm・s^-1台の流速条件では,65%以上の個体が30cmまでの距離を遊泳することがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *メダカ ,  *走行速度 ,  *屋外試験 ,  水田 ,  魚道 ,  生態系 ,  体長 ,  平均流速 ,  遊泳 ,  距離
準シソーラス用語： ミナミメダカ

著者キーワード (10件)： ミナミメダカ ,  突進速度 ,  瞬間遊泳速度 ,  農業水路 ,  水田魚道 ,  Japanese minami medaka (Oryzias latipes) ,  Burst swimming speed ,  Instantaneous swimming speed ,  Canal ,  Fishways in paddy fields

分類 (1件)： 個生態学  (EE03020H)

引用文献 (31件)：

• Asai, T., Senou, H. and Hosoya, K. (2011) : Oryzias sakaizumii, a new ricefish from northern Japan (Teleostei: Adrianichthyidae), Ichthyol. Explor. Freshwaters, 22(4), 289-299.
• Beamish, F.W.H. (1978) : Swimming capacity, In: Hoar, W.S. and Randall, D.J. (Eds.), Fish physiology, 7, Academic Press, p.117.
• Blaxter, J.H.S. (1967) : Swimming Speeds of Fish, Procedings of the FAO Conference on Fish Behaviour in relation to Fishing Techniques and Tactics, Bergen, Norway, 69-100.
• Farrell, A.P. (2008) : Comparisons of swimming performance in rainbow trout using constant acceleration and critical swimming speed tests, J. Fish Biology, 72, 693-710.
• 福田信二,平松和昭,森 牧人,四ヶ所四男美(2005):農業用水路におけるメダカの生息場選好性のあいまいさに関する数理表現,農土論集,239,43-49.

タイトルに関連する用語 (2件)： メダカ ,  実験