抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ゴムなどの部材の接合にはゴム弾性を有する接着剤が機能性を発揮している。充填剤でその機能性を高めることもある。材料の設計評価では,シミュレーション技術が活用されている。ゴム状態にある高分子メルトや高分子複合材料のシミュレーション研究の概要を説明する。絡み合う高分子が,ゴムのように遅い緩和挙動を示すことを確かめるため,モンテカルロ・シミュレーションを実施した。線分同士が交差するか否かの判定は,多大な計算量を要し,その回避のため,原理的に鎖が交差できないアルゴリズムを用いる。互いに交差しない高分子鎖のバネビーズ模型としては,広くKremer-Grest(KG)模型を利用している。KG模型は延伸やズリ変形下などの非平衡状態を直接的に再現できる。充填剤を充填した高分子ゴムの大規模な粗視化MDシミュレーション研究を紹介する。大阪大学サイバーメディアセンターのホームページで動画を公開している。